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選手名
成績
クラブ初のJリーグに挑む“ルーキー”の滋賀が、また新たな舞台に立つ。平和堂HATOスタジアムで迎えるJリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ1回戦の相手は、“オリジナル10”の名門・東京Vだ。滋賀にとっては大会の初出場に加え、本拠地にJ1クラブを迎えるのも初めてとなる特別な一戦だ。
滋賀は明治安田J3開幕から5試合で3勝2敗。岐阜との開幕戦は0-3で敗れたが、その後は調子を上げてきた。松本、群馬、讃岐とのアウェイ3試合では、それぞれ3得点を挙げて勝利を収めており、攻撃面に磨きがかかっている。カテゴリーが上の相手にも持ち味を発揮し、ゴールへ迫る時間を増やしたい。
一方、リーグ戦はホームで2戦2敗。天皇杯1回戦ではハトスタでJAPANサッカーカレッジを下したものの(天皇杯は中立地扱い)、リーグ戦では本拠地での白星は届けられていない。主将の鍋田 純志も「ハトスタで勝てていないというのは、自分たちも強く意識していること。地元のみなさんに喜びを届けることで、もっと多くの方々に見に来てもらえるようにしたい」と話す。J1クラブを迎えるルヴァンカップ1回戦は、新たなファンにクラブの魅力を伝える好機でもある。
ただ、5日のリーグ前節・讃岐戦から中3日であり、その後は中3日でリーグ第6節・鹿児島戦が控えている。角田 誠監督は「コンディションを見ながら、結果を出せるメンバーを選んでいきたい」と語り、連戦を見据えてメンバー選考を行う見込みだ。
そこで注目したいのが竜田 柊士。ここまで出場機会は限られていたが、天皇杯2回戦・G大阪戦で存在感を示すと、讃岐戦では途中出場から勝負を決める3点目を奪った。大阪経済大を卒業後、2021年に当時関西サッカーリーグ2部のFC淡路島へ加入した彼は、関西サッカーリーグ1部、JFL、J3と駆け上がり、各カテゴリーで得点を重ねてきた。叩き上げのアタッカーはルヴァンカップでもその名を刻めるか。限られた時間でインパクトを残した直近の勢いは、連戦に挑むチームにとっても心強い武器となるだろう。

竜田柊士は存在感を示し始めている(写真は2026/27 J3第4節・鳥取戦)
対する東京VはJ1で厳しいスタートとなっている。川崎Fとの開幕戦を1-1で引き分け、6試合を終えて3分3敗。天皇杯2回戦では群馬に4-1と大勝を収めたが、リーグ戦ではいまだ白星がない。森田 晃樹の負傷欠場が続く中、攻守をつなぐ司令塔の不在をどう補うかが課題だ。リーグ戦は直近4試合で無得点。攻撃の立て直しが求められている。
苦境にあるからこそ、ルヴァンカップは流れを変える好機にもなる。神田 奏真や熊取谷 一星ら、リーグ戦での先発機会が限られているアタッカーにとって、カップ戦は力を示すチャンス。彼らがゴールへの強い意欲を結果につなげられるかが勝負の行方を左右しそうだ。

カップ戦は、神田奏真(38番)らにとって力を示すチャンス(写真は2026/27 J1第4節・鹿島戦)
勢いを持続させ、地元でジャイアントキリングを狙う滋賀。名門の意地を示し、浮上の足がかりをつかみたい東京V。立場も状況も対照的な両者が相まみえるルヴァンカップ1回戦は、9日の18時30分にキックオフを迎える。
[ 文:籠 信明 ]