明治安田J2第38節・大分戦の勝利によって6位に再浮上して今季のリーグ戦を終えた仙台は、決勝進出には勝利が必要となる。得点が求められる中、リーグ戦で13得点5アシストを記録した中島 元彦にかかる期待は大きい。1.5列目に構えつつ巧みにボールを引き出し、前を向けば豊富な選択肢から適切なものを瞬時に選べるプレーヤーだ。また、チーム全体として両サイドを中心に労を惜しまず、攻守にベストを尽くせることが魅力。高い位置でのプレーを増やし、守備の時間を減らせると、勝利の可能性は高くなる。
J2で3位となり、プレーオフをホームで戦える長崎は、引き分け以上で決勝進出となる。ただし、チームの特長は攻撃にある。守備ブロックを敷いて仙台の攻撃を受けるのではなく、後方からのビルドアップでボールを動かしたり、マテウス ジェズスを中心とするカウンターを繰り出したり、相手に的を絞らせない攻撃ができると準決勝突破が近づく。会場は今季3戦全勝のPEACE STADIUM Connected by SoftBank。一般チケットが完売して超満員が予想される中、ホームの大声援を力に変えたい。
どちらかに1点が生まれると戦い方が大きく変わる可能性があるだけに、セットプレーの重要性が高くなる。わずかなスキも見せてはいけない一戦で、普段どおりのプレーができるのはどちらのチームか。そして、他会場で行われる山形対岡山の勝者と決勝でぶつかるのは果たして――。
[ 文:椎葉 洋平 ]
