アウェイの長崎はリーグ戦で2位、JリーグYBCルヴァンカップではプレーオフラウンドまで進出するなど好調なシーズンを過ごしている。リーグ戦では第3節・清水戦から無敗をキープ中。日程の都合で消化した試合は他チームより『1』少ないが、11勝6分1敗で勝点を『39』にまで伸ばしている。そのわずか1敗を喫したのが、第2節・仙台戦だった。再戦に向け、12日の天皇杯2回戦・讃岐戦で勝利したことによる勢いも加えている。
長崎は下平 隆宏監督の指揮の下、個人技と組織をバランスよく整えてボールを保持できるチーム。最前線のエジガル ジュニオらストライカーが目立つが、彼らへボールを供給する中盤の秋野 央樹、加藤 大、マテウス ジェズスの左利きトリオが攻撃のリズムを作っている点も見逃せない。
ホームの仙台は、ここまでの19試合で9勝6分4敗の勝点33を獲得して現在4位。森山 佳郎監督の下、地道にチーム力を上げながらシーズンを進めている。ここまでの9勝中8勝が1点差で制したものだ。発展途上故の不安定さも、今後の成長への期待も持つチームだ。
仙台は長崎との前回対戦時のように、序盤戦ではオナイウ 情滋や相良 竜之介の突破力を生かしたショートカウンターを主な武器としていた。しかし、長期的に攻撃の幅を広げるべく、長澤 和輝、松井 蓮之といったボランチを経由したショートパスも少しずつ身についてきた。GK林 彰洋、CBの菅田 真啓、小出 悠太を中心とした激しい守備も維持しつつ、自分たちがボールを持ってから簡単に失わないように努力を続けている。長崎に対して、どれだけボールを持って主導権を握れるかは注目だ。
[ 文:板垣 晴朗 ]


