前節、痛恨のミスで京都に決勝点を献上し、今季初の連勝を逃したG大阪。ここまでの勝利数は『1』で、順位は16位に沈んでいる。対する横浜FCは前節、小川 航基が決定的なシュートを放つなど前半は広島を相手に好ゲームを見せたが、後半に3失点を喫して敗戦。いまだ勝ちがなく、最下位にあえいでいる。
文字どおり今節は“シックスポイントマッチ”となるが、ともにその重要性はよく理解済み。ミッドウィークに行われたJリーグYBCルヴァンカップではリーグ戦に万全を期すため、ターンオーバーを実施した。
「ここ(ルヴァンカップEグループ第4節・FC東京戦)で勝点3を取ることができれば(グループステージ)突破が見えてくるが、週末のリーグ戦は重要な試合だと分かっている」と話したダニエル ポヤトス監督は、横浜FC戦を出場停止となるクォン ギョンウォンと、宇佐美 貴史を除いてサブ組で構成。0-1でFC東京に敗れたものの、『U-21枠』で今季公式戦初出場を果たした中村 仁郎が好パフォーマンスを見せるなど、一定の手ごたえは手にした。
横浜FCも、直近のリーグ戦の先発から中村 拓海以外全員を入れ替えてルヴァンカップCグループ第4節・名古屋戦に挑み、0-2で敗れている。
目の前の結果に一喜一憂せず、あくまでもチームの成長過程を重視してきたダニエル ポヤトス監督だが、横浜FC戦で必要になるのは内容もさることながら、勝利を手にすることだ。
負傷から復帰後、コンディションを取り戻し切れていない宇佐美はFC東京戦でも低調なパフォーマンスだったため、今節もベンチスタートの可能性が高いだろう。それでも、京都戦で今季2点目となるスーパーゴールをゲットした石毛 秀樹が好調で、やや疲れの見えたネタ ラヴィやダワンらも休養十分なだけに、ダニエル ポヤトス監督が目指すサッカーで勝ち切りたい。
課題は失点に直結するミスが終盤に頻発していること。「してはいけないミスを単純にしてしまっていた」とダニエル ポヤトス監督も振り返っている。クォン ギョンウォン不在の最終ラインを三浦 弦太らがしっかりと統率したい。
対する横浜FCの四方田 修平監督は名古屋戦後、「いま一番チームに必要なのはそこ(結果)だと思っているので、そこにこだわって次の試合に向けて戦っていきたい」とG大阪戦を見据えて話した。初勝利に向けた好材料としては、J1昇格の立役者となったGKスベンド ブローダーセンがPKストップを含めた好プレーを見せ、完全復活の予感が見られたことだ。
横浜FCもG大阪と同様に、解消すべき課題を抱えている。前半はきっ抗した試合を演じながらも、後半に崩れる展開が続いており、90分間を通じた耐久力が不可欠になる。
攻撃面ではエースの小川 航基に期待がかかるのはもちろんだが、宇佐美と同じ“プラチナ世代”の小川 慶治朗も神戸在籍時からG大阪戦では存在感を見せてきた。
横浜FCが初勝利を手にするためには、“2人の小川”の輝きも不可欠になるだろう。
[ 文:下薗 昌記 ]
