横浜FMは10日、明治安田J1第3節・G大阪戦に臨んだ。前半はプレー精度を著しく欠き、ゴールに迫られるが、G大阪の決定力不足にも助けられて0-0で折り返す。すると53分、ペナルティーエリア左に進入した山根 陸のクロスからアンデルソン ロペスが決め切る。その後もG大阪の猛攻を受けたがシャットアウト。終了直前には植中 朝日が今季初ゴールを奪い、2-0で逃げ切った。
今節はG大阪戦からのターンオーバーが見込まれ、7日の第7節・神戸戦の先発メンバーが主体となりそう。G大阪戦でベンチ外だった水沼 宏太、ナム テヒ、松原 健の“30オーバー組”に加えて、シーズンインから出ずっぱりでG大阪戦は休養を与えられた上島 拓巳の先発復帰が濃厚だ。
その一方、公式戦11試合連続先発中のアンデルソン ロペスと喜田 拓也は“連勤”が求められそう。替えの利かない2人だけに休養させてもよさそうだが、ハリー キューウェル監督はアンデルソン ロペスの起用法についてはこう語る。
「彼は常に試合に出たいと言っている。逆にロペスを休ませるために外した場合、彼は間違いなく、『なぜ僕を外すのですか?』と言ってくるはずだ。彼のメンタルの強さや重要性が分かっている中で起用している」 喜田については、アンカー起用が可能な渡辺 皓太が9日時点で別メニューだったこともあり、アンデルソン ロペスとは別の理由で起用される公算が大きい。G大阪戦は内容面では乏しいものがあったが、その前の神戸戦や第6節・川崎F戦は充実した内容だった。湘南の圧をどれだけ受け流し、ビルドアップで持ち運べるか。時には神戸戦で見せた対角へのサイドチェンジを織り交ぜながら、再現性のある攻撃を構築したい。
対する湘南は前節、広島との高強度対決に敗れて3連敗。第2節・京都戦を最後に1カ月以上勝利から遠ざかっており、低空飛行から脱するきっかけをつかみたい。今節は広島戦で退場した守護神・ソン ボムグンが出場停止となるが、どうにかこの逆境をはね返したいところだ。そのためには、「(広島戦では)アタッキングサードのプレーに課題が残った」(山口 智監督)という攻撃面の質を高めることがポイントになる。2016年を最後に横浜FMとのアウェイ戦で勝てておらず、データ的にも不利だが、まずは目前の課題解決に取り組みたい。
[ 文:大林 洋平 ]

