PLAYER選出メンバー
MF/FW 11 前田 大然 MAEDA Daizen
- 生年月日
- 1997.10.20
- 身長/体重
- 173cm 67kg
- FIFA開催大会
出場歴 - FIFA World Cup Qatar 2022
Olympic Football Tournament 2020
- 経歴
- 太子JSC→川上FC→山梨学院大附属高→松本山雅FC→水戸ホーリーホック→松本山雅FC→CSマリティモ(ポルトガル)→横浜F・マリノス→セルティック(スコットランド)
2016年
松本山雅FC
強心臓の高卒新人が
示した才能の片鱗
Jリーグデビュー時の秘話
2016年のJ2開幕戦、アウェイでのロアッソ熊本戦でJリーグデビューを果たした。当時はまだ松本山雅FCがJリーグ参入5年目で、高卒ルーキーが開幕戦に出場するのは初。84分に途中出場して前線を駆け回り、後年開花する才能の片鱗を示した。「(スタジアムに)きたときは緊張していたけど、ゲームに入ったら『やるぞ』という気持ちになった」と、強心臓ぶりは当時から変わらない。
印象的なエピソード
ルーキーイヤーの2016年は開幕戦から9試合連続でベンチ入りし、このうち5試合で途中出場を果たした。比類なきスピードとスプリント力は発揮していたものの、ゴールが奪えない。その後、ベンチから遠ざかった時期は、悩みながらドリブルやシュートの練習に打ち込んでいた。山梨学院大附属高時代は吉永一明監督から「入るまでやれ」と言われており、その教えを忠実に守っていた。
2017年
水戸ホーリーホック
水戸で発見!
驚愕スピードスター
ターニングポイント
水戸ホーリーホックが2017年に向けた補強の人選を進める中、当時の西村卓朗強化部長は代理人から勧められた韓国人選手の映像を見ていた。だが、西村の目に留まったのは、その韓国人選手の横で爆発的なスピードを見せる坊主頭の選手だった。その驚異的なスピードにほれ込んだ西村がオファーを出したことによって、前田大然のサクセスストーリーは幕を開けた。
印象的な“あのプレー”解説
本人が水戸ホーリーホック時代で「一番印象に残っているゴール」として挙げたのが、2017年のJ2第6節・レノファ山口FC戦でのゴール。右サイドのハーフウェーラインを越えたあたりでボールを受けると、対峙したDFを爆発的なスピードで抜き去り、そのままゴール前に持ち込んで豪快にシュートを決めた。「あのゴールから『自分はできる』という自信をもつことができた」と振り返る。
2018年
松本山雅FC
才気を顕現させた
スプリントマシン
ターニングポイント
2019年7月21日、CSマリティモ(ポルトガル)への期限付き移籍が発表された。一部報道が先行しており、発表前日にホームで行われたJ1第20節・サンフレッチェ広島戦でのサポーターの声援は「今までに感じたことのない、気持ちがたかぶるものだった」という。自身は70分にゴールを挙げるなどして花道を飾り、試合後は前田大然をあしらったゲートフラッグがあちこちに。“世界のDaizen”への区切りとなった。
印象的な“あのプレー”解説
松本山雅FC時代に記録したJ1初ゴールも、やはり持ち前の爆発的なスプリントから生まれた。2019年のJ1第8節・サガン鳥栖戦の10分、裏に流し込まれたアバウトなボールをさらって左足でシュート。難なく処理しようとした鳥栖DFの背後から加速し、一瞬で追い越してみせた。天下無双の加速力をJ1でも証明する決勝点だった。
2020年
横浜F・マリノス
スプリント
永遠反復モンスター
印象的なエピソード
スピードが代名詞の前田大然だが、突出した能力がスプリント。一般的に速筋は持久力が低いと言われるが、何度もトップスピードでのスプリントを繰り返せる特殊能力をもつ。2021年に記録した1試合64回の記録はいまも破られておらず、その年は計1,457回をマーク。2022年以降の年間1位の選手は一度も900回を上回っていないという事実が、前田の驚異的な身体能力を裏付ける。
印象的な“あのプレー”解説
2021年にレアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)とともにJ1得点王に輝いた前田大然。二度のハットトリックを達成するなど、記録的なシーズンを過ごした。なかでも一度目のハットトリックをマークした8月15日のJ1第24節・大分トリニータ戦での活躍は圧巻だった。自身2点目の場面では、浮き球のパスを引き出すと、右足のアウトサイドで優しくトラップし、ループシュートを選択。スピードがフォーカスされがちな前田の、高い技術が詰まった一発だった。