「チームとしても先に進みたいし、個人としても期するものがある人たちがスタンバイしているので期待したいと思います。この試合でピッチに立つ選手は、やんなきゃいけないと思う。やっぱ、結果を出していかないと。今年は選手層が厚いって言うけど、本当に厚ければ(ケガをした選手の)代わりに出た選手たちでも勝てるはずだし、まだまだだってことだと思う。試合に出た人たちが結果を出して初めて層が厚いってことになると思うし、今回は彼らがそれを示さなきゃいけない。今年プレーする機会が少ない人も何人かピッチに立つと思うので、いまできることのベストをしっかり出してほしいし、その中で結果を出して次につなげられたらもう1回アピールする場が増える。そうなることを期待したいなと思います」 明治安田J2の前半戦、岡山は多くの選手が負傷で離脱して苦しい戦いを強いられてきた。それでも6位で折り返せたのはみんなで踏ん張ってきたからほかならない。だが、もっと上位に位置できなかったのは、ピッチに立った選手たちが相応の結果を残せなかったからでもある。もちろん、これから目指すのは上へ向かっていくこと。負傷していた選手たちも少しずつ復帰している中で、チームの総合力を上げていくためにも、愛媛戦に臨む選手たちには結果を求めて戦い抜く姿が求められる。
一方の愛媛は8日のJ2第19節・水戸戦を1-0で終え、リーグ戦7試合ぶりの勝利を手にした。16分に谷本 駿介のゴールで先制したあとは水戸に圧力を掛けられて苦しい展開となったが、石丸 清隆監督は「苦手な部類の相手を前にしても、ファイティングポーズをとりながら最後まで走って戦えたことは良かったと思います。チーム全員で勝ち取れたゲームかなと思っています」と称えた。中3日で臨む天皇杯もファイティングポーズをとって戦い抜きたいところだ。
両者は4月7日にニンジニアスタジアムで行われたJ2第9節で対戦している。愛媛が12分に松田 力のファインゴールで先制。68分、粘り強く戦う岡山に間隙を突かれてセットプレーから同点に追いつかれたが、70分にはセットプレーからゴールネットを揺らして再びリードを奪う。力のきっ抗した両チームによるクロスゲームは、終盤に猛攻を見せた岡山が齋藤 恵太のゴールで追いついて、2-2で幕を閉じた。
12日にシティライトスタジアムに舞台を変えて行われる一発勝負は、どちらに軍配が上がるのか。プレーすることに飢えた選手たちも多くピッチに立つことが予想される中、最後まで目の離せない熱い攻防が繰り広げられることを期待したい。
[ 文:寺田 弘幸 ]
