北海道で待ち受ける格好となる札幌の直近試合は、6月15日のJ2第19節。ホームに今治を迎えての一戦で、2-2のドロー。前半に相手のファインゴールで先制される展開となったが、後半に高嶺 朋樹が2得点を挙げて逆転。そのまま札幌が勢いづくかに思われたが、その後は相手の猛攻にさらされてしまい、アディショナルタイムには自陣でのミスを突かれて同点ゴールを許してしまった。
1年でのJ1復帰を目指しながらもなかなか順位が上がらず、リーグ前半戦ラストゲームで勝利を収めて勢いをつけたかった中、痛恨の結末だった。この天皇杯では異なるラストを迎え、リーグ後半戦に向けて弾みをつけたいところだ。
一方の大分の直近試合も、15日の第19節。ホームに秋田を迎え、1-2で敗れてしまった。立ち上がりから攻守両面で先手をとる、良い試合の入りができており、23分には伊佐 耕平が先制点を奪取。その後もチームとして積極的に仕掛け続けるが、後半に入ると次第に相手が盛り返し、押し込まれる展開に。そして73分と83分に失点を喫してしまい、そのまま逆転負けとなってしまった。
大分も札幌と同様に、なかなかスムーズに勝点を積み上げ切れていない状況だ。連敗はないが、連勝も一度のみ。リーグ後半戦で上位に浮上していくために、こちらも勢いづくきっかけを得たいはずだ。
そんなチーム同士の対戦だが、まず焦点となるのは互いのメンバー構成だろう。日程を踏まえれば、どちらもターンオーバーを実行してくることが予想されるが、どういった顔ぶれになるのかは非常に興味深いところ。加えて、札幌は新たに3選手を獲得しており、その補強の影響でチーム内の競争意識は非常に高まっているはず。チャンスを得た選手は存在感を示すべく、立ち上がりから高い出力でプレーをすることだろう。
そしてこの両チームは今季のリーグ開幕戦で対戦しており、当時はホームの大分が2-0で快勝している。それを踏まえれば、札幌としては大会が異なるとはいえ同じチームに連敗を喫するわけにはいかない。
果たしてどちらが3回戦にコマを進めるのか、非常に楽しみな対戦だ。
[ 文:斉藤 宏則 ]

