18日の明治安田J1第29節・柏戦を3-0で快勝し、広島は攻守において好材料を手にすることができた。攻撃ではドウグラス ヴィエイラがハットトリックをマーク。青山 敏弘が「自分たちには点を取ってくれるFWが必要だったし、チームとしてもそういうストライカーが出てくるのを待っていた」と話しているように、点取り屋の出現はチームにとって頼もしい限りだ。さらに、フィニッシュの局面以外での貢献度も大きい。今節も攻守を機能させる重要な役割を果たしてくれるだろう。
そして、守備では9試合ぶりにクリーンシートを達成。野上 結貴、荒木 隼人、佐々木 翔の3バックと6試合ぶりにゴールマウスを守った林 卓人で構成された守備陣は、クリスティアーノや瀬川 祐輔ら柏の攻撃陣に最後まで自由を与えることなく抑え切った。城福 浩監督も「大事なのは失点ゼロで抑えたことと、最後まで締まったゲームをできたこと。これは本当にチームとしても大事にしたい」と話している。
今節は中3日で迎えるため、果敢に敵陣へ入り、失ったら奪い返しに行くサッカーをどこまで高い強度でできるかがポイントになる。城福監督は「やれる選手が出ていって、次のベンチメンバーにつないでいきたい。このサッカーをしっかりとやり切って、次の試合も勝点3を取りたい」と意気込んでいる。
一方のC大阪は連戦が続く中、18日の第29節・浦和戦に0-2で敗れて公式戦3連敗を喫している。試合後に小菊 昭雄監督が「選手たちはかなり疲れて満身創痍の中、最後まで勝利を目指して戦ってくれたこと、走ってくれたことに感謝しています」と話しているように、疲労が蓄積している中でも選手たちは戦う姿を見せていた。まずは選手たちの心身をしっかりとリカバリーし、チームの最大値を出せるメンバーを構成していきたいところだ。
2試合連続で得点が奪えていない状況も踏まえれば、どうやってゴールへ迫っていくかは重要になる。小菊監督は「私が監督になってから、ビルドアップのところは立ち位置を含めて、選手たちには常に要求しているところです。監督になって3週間、新たなチャレンジに向けて、選手たちは一生懸命取り組んでくれています」とコメント。さらに、「このあたりは、一つひとつ時間をかけて成熟させていかないといけないと思っています。中2日や中3日で試合が続いていますが、落とし込むところは毎日を大切に、ミーティングなども含めてやっていきたいと思います」と語っている。
限られた準備期間でどこまで改善できるかが、今節の大事なポイントになるだろう。
[ 文:寺田 弘幸 ]