札幌は前節、敵地で名古屋に2-0で快勝。後半開始早々に福森 晃斗の高精度FKに宮澤 裕樹が頭で合わせて先制点を挙げると、63分には途中出場の中島 大嘉が見事なヘディングシュートを決めて追加点。その後は名古屋が攻撃の圧力を強めてきたものの、落ち着いた守備を披露してシャットアウト。今季のリーグ戦初勝利、J1通算100勝目を挙げた。
そして、直近の公式戦は13日のJリーグYBCルヴァンカップCグループ第4節・京都戦。名古屋戦から中2日でアウェイゲームが続く日程でターンオーバーを行った。開始直後にルーカス フェルナンデスが右サイドから持ち込んで鮮やかに決めて先制すると、20分には左CKから岡村 大八が頭で沈めて追加点。そこから相手にペースを奪われ逆転負けを喫してしまったものの、攻撃的なサッカーを目指すチームがリーグ戦と続けて複数得点を奪えたことを前向きに捉えたい。
一方、4月の北海道に乗り込むFC東京の前節は、ホームで浦和と対戦して0-0のドロー。後方から丁寧にビルドアップをしてくる相手に対して積極果敢なプレッシングを仕掛け、時にはボール奪取をしてショートカウンターからチャンスを作り、時には巧みに外されてピンチを招いていたが、FC東京のアグレッシブな姿勢が試合展開に熱を生み出していた。結局、スコアレスドローとなったが、見ごたえのある戦いを演じることができていた。
FC東京も同じく13日にルヴァンカップを戦い、湘南に1-2で敗れた。前半の終盤に先制点を許すと、後半立ち上がりに小川 諒也の得点で同点に追いつくも、73分にPKから決勝点を奪われた。リーグ戦からメンバーを大きく入れ替えながらも、若手とベテランとを織り交ぜたメンバーが悪くない戦いをしていただけに、悔しい結果となってしまった。
今節で焦点となるのが互いの積極性だろう。札幌もFC東京もマイボールを大事に運びながら、相手ボールになると一気に切り替えて奪い返しに走るアグレッシブなスタイル。比較的オープンな展開が予想されるため、両陣地を行き来する見ごたえのある攻防が演じられるのではないだろうか。互いにある程度の好機を作り出すはずで、フィニッシャーの決定力が勝敗を分けることになるかもしれない。
[ 文:斉藤 宏則 ]

