湘南は明治安田J1第11節・清水戦、前節・横浜FM戦で1-4と、ダメージの大きな敗戦を喫した。気持ちが沈んでしまっている中で、18日にJリーグYBCルヴァンカップDグループ第6節・磐田戦に臨んだ。
リーグ戦とは対照的にグループ首位に立つ湘南は、この試合で引き分け以上なら自力での突破が決まった。しかし、悪い渦に呑まれている湘南は、そこから脱出しようと勝利のみを目指した。結果、ルヴァンカップで3ゴールを挙げている好調の池田 昌生が見事なボレーシュートを決めて、1-0の勝利を挙げた。
この試合の翌日、トレーニングの雰囲気を見て山口 智監督は「どういう試合であれ、リーグで勝てていない中での勝ちだったので、選手の考えは勝てていないときより良くなっている」と勝利が良い薬になった様子だった。しかし、「リーグ戦での厳しい状況は変わっていない」と気を引き締め、「勝利をした中で次の試合に向かえることは大きいので、次につなげていかなければいけない」と気持ちを切り替えた。
神戸に対し、山口監督は「攻守においてロティーナさんの形になってきている」と印象を語る。ロティーナ監督が就任したのは4月のこと。まだまだ発展途上ではあるが、タレントはリーグでも屈指。「個の能力が高く、(アンドレス)イニエスタを中心にボールを大事にしてくるところは注意しないといけない」と山口監督は気を引き締めている。
ただ、湘南と同じく1勝4分8敗と苦しい状況にある神戸は、水曜日に川崎Fとリーグ戦を戦った。試合は「良い試合、良い後半ができた」とロティーナ監督が語っていたように、良いディフェンスからゴールを守り、決定機をうかがったがゴールが遠く、スコアレスのまま90分が経過した。しかし、90+2分にCKからゴールを許してしまい、これが決勝弾。前々節・鳥栖戦で4-0の快勝を収めた勢いを生かせなかった。
湘南としても、ルヴァンカップではプレーオフステージへ進出できたが、リーグ戦においては苦しい状況だ。しかしながら神戸と対照的に、勝って臨めることは大きい。山口監督は「お互い苦しんでいる中での試合になるので、それ以上のものが出る試合になると思う」と展望する。
湘南はリーグ戦においてはホームで一度も勝ててない上に、2試合連続でサポーターにも悔しい思いをさせてしまっている。次こそ勝利を挙げて、ホームのサポーターと喜びを分かち合いたい。
[ 文:舞野 隼大 ]
