清水は、前節・柏戦に1-3で敗れると、翌日に平岡 宏章監督が契約解除となり、6月1日の天皇杯2回戦・周南公立大戦では篠田 善之ヘッドコーチが指揮を執った。序盤から得点を積み重ね、8-0で大勝。アマチュア相手とはいえ、良い雰囲気を取り戻し、ゼ リカルド新監督にバトンを渡すことになった。
そのブラジル国籍監督は、14日の練習から指揮を執ることになった。オフ明けということもあり、練習メニューはコンディション調整が中心だったが、ボールを使ったトレーニングではハードワークやインテンシティーを求めていた。
そのあとに行われた就任会見では、「最初にやらなければいけないのは、自信を取り戻すこと」と意識改革について言及していた。また、「ここ最近の試合を見ても、立ち上がりは内容の良い試合をしている印象があります。ですが、失点をしてしまったことによってガックリときてしまい、そのスキを突かれてさらに失点を重ねるというゲームが見受けられます」と現状を分析している。リーグ戦では3連敗中だが、その3試合で失点は8。先制点を許し、劣勢な状態から盛り返すことができていない。そうした展開にならないようにしていきたい。
対する福岡は、天皇杯2回戦で沖縄SVに3-0で勝利。その後、JリーグYBCルヴァンカッププレーオフステージで鹿島と戦っている。ホームで臨んだ第1戦は苦しい時間帯もあったが、23分に山岸 祐也が決めた1点を最後まで守り抜いて先勝。アウェイに乗り込んだ第2戦はエヴェラウドと仲間 隼斗に決められて、40分に逆転を許す。それでも、前半アディショナルタイムだった。フアンマ デルガドのパスに抜け出した前嶋 洋太の折り返しを山岸が押し込む。トータルスコアは2-2となったが、アウェイゴールにより福岡が優勢に。後半は鹿島のシュートを2本に抑えて終え、プライムステージ進出を決めた。
その勢いを持って迎える今節。勝点19で12位につけるリーグ戦では、現在2試合勝利がない。前々節・名古屋戦ではシュート5本、前節・浦和戦ではシュート3本にとどまり、いずれも無得点。元気がなかった攻撃が、ルヴァンカップを経て復調しつつある。清水に対しては、2000年のJ1 2nd第3節以来の勝利を目指して戦うことになる。
前半戦最後の試合となる今節。どちらにとっても、ここまでの成績は満足のいくものではないだろう。後半戦で巻き返しを図るためにも、勝って前半戦を終えたい。
[ 文:田中 芳樹 ]

