柏は前節、ホームで浦和と対戦。「ポゼッション率は相手のほうが上回っていたと思うが、前半の入りから非常にバランスのとれた戦い方ができた」とネルシーニョ監督が振り返ったように、前半はミドルサードから厳しいプレスを掛けて、相手の中盤に自由を与えなかった。ただ、前半終了間際に先制を許すと、後半は終盤に立て続けに2失点を喫して完封負け。他会場の結果、最下位に沈んだ。「全体が我慢する時間帯を理解しながらゲームを進めることがもう少し必要だと思う」と古賀 太陽は振り返った。
今週水曜日のJリーグYBCルヴァンカップDグループ第3節・新潟戦はより厳しい試合内容だった。落合 陸や熊澤 和希といったルーキーをプロ初先発させるなど、リーグ戦からメンバーを入れ替えて臨んだが、新潟のビルドアップをまったく制限できず、前半から防戦一方の時間が続いて2失点。後半はマテウス サヴィオや仙頭 啓矢といった選手たちを投入してチャンスを作ったが、最後まで得点を奪うことはできなかった。ネルシーニョ監督は「今週、新潟に対して準備してきたものがまったく出せなかったし、機能しなかった」とコメント。昨年8月から続く公式戦未勝利に終止符を打ってリーグ戦にはずみをつけたかったがかなわず、グループ最下位となった。
苦境が続いているが、試合は待ってくれない。中3日という限られた準備期間の中でチームはどう修正し、勝利をつかむか。
「まとまった練習が次の試合までにはできないが、チームとしてのやり方は変わらない。今までも変わらなかったので、その中で自分たちがやるだけ。うまくいっていないので難しいが、自分たちで修正し、ピッチの中で感じたものをもっとうまく表現できるようにチームで話し合ってやりたい」(川口 尚紀)。
対する鹿島は前節、ホームで広島と対戦。セットプレーから知念 慶が今季3得点目を挙げ、3試合ぶりの先制に成功したが、86分と88分に得点を許し、逆転負けを喫した。岩政 大樹監督は課題とする終盤の失点について、「いろいろ分析しながら今後に生かしたい」と話した。
今週水曜日のルヴァンカップDグループ第3節では、ホームで福岡と対戦した。徐々に攻勢を強めた中で荒木 遼太郎が先制点を決めると、最後まで集中力を切らさずにゴールを死守。グループステージを突破する上で大きな勝点3となったのはもちろん、公式戦6試合ぶりの勝利で悪い流れを断ち切ったことも大きい。岩政監督はこの一戦の勝因を「続けているだけ」と話し、「別に何かが変わっているわけでもなく、良い結果が出るときと悪い結果が出るときがあるだけ。大事なのは続けられるかどうかだと思う」と継続の重要性を強調した。自分たちらしさを貫き、リーグ戦でも4試合ぶりの勝利をつかむことができるか。
リーグ戦での対戦成績を見ると、三協フロンテア柏スタジアムでは直近5試合中4試合で鹿島が勝利を収めている。果たして、今節はどちらに軍配が上がるのか。キックオフは4月9日(日)の19時だ。
[ 文:藤井 匠 ]
