FC東京は6月11日に行われた前節・G大阪戦で3連敗を喫すると、14日に昨季からチームを率いていたアルベル監督の退任を発表。そして、そこから2日後、今季途中までJ2の山形で指揮を執っていたピーター クラモフスキー氏の新監督就任を発表した。
ただ、ピーター クラモフスキー監督の合流が20日からだったということもあり、18日に行われたJリーグYBCルヴァンカップEグループ第6節・京都戦は安間 貴義ヘッドコーチが代わりに指揮を執った。そこで選手たちが見せたパフォーマンスは今季ベストの内容と言ってよく、充実の内容で勝利。プライムステージへの進出を決めた。
その流れをピーター クラモフスキー監督体制の初陣となる今節につなげたいが、準備期間はそう多くない。それでも、合流初日から精力的に指導を行っているオーストラリア国籍の指揮官は自信を見せる。
「フットボールはすべてがつながっており、攻撃は守備に、守備は攻撃につながっている。すべての要素において自分たちの決まり事やパフォーマンスを出せるようにして、相手よりハードワークしないといけない」と改善点を自分の言葉で語り、「名古屋はすごく良いチームですけど、われわれにとっても良いチャレンジになる試合。しっかりと自分たちが勝利を収められるような準備をしていきたい」と意気込んだ。
後半戦での巻き返しを誓うFC東京にとって、その初戦の持つ意味は言うまでもない。ここで優勝争いを展開する名古屋から勝点3を奪えれば大きな自信になるはず。勝利で“ピーター・トーキョー”の船出といきたいところだ。
対する名古屋は、長谷川 健太監督体制2年目で充実の時間を過ごしている。前半戦で連敗は一度もなく、目下4連勝中で首位の横浜FMをピタリと追走している。より争いが激しくなる後半戦で後れを取らないためにも、下位に沈む相手からの取りこぼしは厳禁。FC東京の出方や戦い方が読めない部分もあるだろうが、アウェイから勝点3を手にして帰りたい。
確かに監督は代わり、仲川 輝人や小泉 慶といった新加入選手はいるが、それ以外の選手の顔ぶれは、長谷川監督がFC東京を率いていた2年前と大きな変化はない。選手それぞれの特徴を知っている点はアドバンテージになるだろう。昨季は勝ち切れなかった“かつての庭”でのゲームを制したい。
[ 文:須賀 大輔 ]
