横浜FMは前節、アウェイで福岡と対戦。マンツーマン気味の福岡に対し、多くのチャンスは作れなかったものの、アンデルソン ロペスが二度の決定機を確実に仕留めて、前半で2点のリードを奪う。後半も立ち上がりとアディショナルタイムに植中 朝日と宮市 亮が効果的に加点し、4-0で2連勝を飾った。
その福岡戦では前々節・札幌戦(4○1)で修正したハイプレス・ハイラインを継続。連勝劇の立役者の1人となった實藤 友紀は言う。
「ハイラインはウチの生命線。上げられるタイミングでしっかりと上げ、蹴られるタイミングで相手より先に沈み込むことはできていた。相手が(ロングボールを)キャンセルすればまた上げるし、下げっぱなしにも、上げっぱなしにもならないよう、こまめにラインコントロールできている」 その効果はてき面だった。リーグ戦では7月2日の第19節・湘南戦(4○1)を最後に3得点以上を奪えていなかったが、直近2試合はともに4得点を挙げ、“アタッキングフットボール”を取り戻した。今節で横浜FMが勝利した上で、神戸の結果次第で首位に返り咲く可能性があり、直近2試合と同レベルのパフォーマンスが求められる。そのポイントについては渡辺 皓太の言葉が的確だ。
「ボールを奪われたあと、自分たちボランチが抑えられるかどうか。そして、焦れずに落ち着いて、90分間をマネジメントできるか。ボランチの自分たちがコントロールし、『持っておけばいいよ』というぐらいの気持ちで相手を走らせたい」 C大阪が前節までと同様に[4-3-3]の布陣を採用すれば、ミラーゲームとなる。中盤を制することができれば、優位に試合を運ぶことができるだろう。
C大阪は9月の3連敗を経て、前々節・広島戦(0△0)からアンカーに香川 真司を配置した[4-3-3]にシステムを変更。前節の“大阪ダービー”をウノゼロで制し、復調の気配を見せている。
一方、課題の得点力不足は解消できたとはいえず、チームトップスコアラーで古巣戦となるレオ セアラにかかる期待は大きい。両ウイングのジョルディ クルークスとカピシャーバ、インサイドハーフを務める上門 知樹と新進気鋭の柴山 昌也がいかに良いボールをエースに集めるかも重要になる。直近4戦負けなしと相性の良い横浜FMが相手だけに、アウェイといえども勝機は十分ありそうだ。
[ 文:大林 洋平 ]

