ゴールデンウィークの連戦に組み込まれていた前回対戦は、ホームの札幌が5-1の大勝を飾っているが、そこから半年以上が経過しており、FC東京に至ってはアルベル前監督からピーター クラモフスキー監督に指揮官が交代している。当時の試合内容や結果は参考にならないだろう。それでも、お互いにスタイルは変わっておらず、真っ向からぶつかり合う好ゲームが期待できる。
FC東京は前節で新潟と対戦。今季2勝と苦手としているアウェイゲームとなったが、スコアレスドローで終え、勝点1を持ち帰ってきた。特に無失点で抑えた守備は集中と安定感が光り、ピンチでもGK野澤 大志ブランドンが好セーブを披露。ピーター クラモフスキー監督就任直後に見せていた堅守を呼び起こすような内容であった。
それでも、ピーター クラモフスキー監督が「ボールを奪ったあとに急ぎ過ぎてしまった部分もある」と反省を口にしたように、攻撃に課題が残った。出場停止のため、その試合を外から見ていた仲川 輝人は「クリーンシートはできたけど、点は取れていないので、そこの改善は必要になる。アウェイで無失点は良いことだけど、内容的にはそこまで満足できるものではなかったと思うので、改善できればいい」と指摘。札幌に対しては「相手のプレスをうまくはがせればチャンスになると思うし、そこで取られればピンチになると思うけど、うまくかわせるチャレンジを試合中からしていかないと成長はない。そこが試合のキーポイントだと思っている」と話し、「最後に笑って終わり、来年につながる試合を少しでも皆さんに見せられるようにしていきたい」と意気込んだ。
“青赤”としてはホーム最終戦で勝利は絶対。味スタで意地を示したい。
対する札幌は前節、広島とスコアレスドローで決着。今季二度目の連勝は逃したが、上位チーム相手に好ゲームを演じた。しかし、リーグ3位の得点数を誇る札幌としては、ノーゴールで90分を終えるのは寂しさが残る。今季最後のアウェイゲームで勝利し、ホーム最終戦につなげたい。
チケットの売れ行きは好調で、3万人以上の来場が見込まれる。アグレッシブでエキサイティングなゲームを期待したい。
[ 文:須賀 大輔 ]
