前々節・名古屋戦で今季初黒星を喫した柏は前節、アウェイで新潟と対戦。15分に木下 康介の得点で先制すると、ボールを保持される時間が長くなる中でも強いプレッシャーを掛け続け、試合の主導権を握った。しかし、後半に1点を返され、勝点3を得ることはできず。2戦勝利なしとなったが、井原 正巳監督は「(追いつかれての勝点1という結果でも)ネガティブになることなく、やってきたことがまた次のゲームにしっかりつながるよう、準備していきたいと思う」と総括した。
井原監督が前節の試合後会見で反省点として挙げていたのが、追加点を取れなかったこと。今季、柏は5試合中4試合で先制点を挙げているものの、いずれも2点目を奪えておらず、得点力向上が求められる。前節も得意のカウンターから決定機を何度も作り、細谷 真大は5本、マテウス サヴィオは3本のシュートを放ったが、相手GKの好セーブもあってネットを揺らせなかった。ベンチメンバーも含め、攻撃陣の奮起に期待したい。
また、先月31日に柏は不動のボランチ・高嶺 朋樹の負傷を発表。全治約3カ月の見込みとされており、キーマンの離脱はチームにとって小さくないダメージだろう。ただ、今季徳島から加入し、J1初挑戦となる白井 永地は攻守に見事な働きを見せ、チームにリズムを生んでいる。プロ3年目の土屋 巧や大卒ルーキー・熊坂 光希などの若手選手たちは、これからの伸びシロが豊富で、大化けする可能性もある。今節も中盤の人選、そして彼らの働きぶりに注目だ。
対するC大阪は、いまだ無敗かつ3連勝中と好調を維持している。前節は湘南と対戦し、終始主導権を握ったわけではなかったが、後半にセットプレーから舩木 翔が先制点を挙げると、終盤には途中出場の北野 颯太が追加点をマークして完封勝利を達成。小菊 昭雄監督は「こういう勝ち方ができたことにチームの成長を感じる。強くてうまくてしたたかなチームに成長しつつある実感がある」と手ごたえを話しつつ、「課題はまだまだある。自信は持ちながらも過信にならないように、チーム全体でやっていきたい」と手綱を締めた。
C大阪で際立つのが、新加入選手の存在感。登里 享平はビルドアップの起点として存在感を放っており、田中 駿汰は中盤の深い位置で試合をコントロール。ルーカス フェルナンデスやヴィトール ブエノといった外国籍選手も、それぞれの持ち味を出して攻撃に彩りを与えている。もちろん毎熊 晟矢や奥埜 博亮といった既存選手たちの存在感も十分で、今節もチームの総合力の高さを示して勝点3をつかみ取りたい。
この対戦カードの直近5試合を振り返ると、両チームともに複数得点が生まれておらず、きっ抗した試合結果が続いている。今節で勝利を挙げるのは、3試合ぶりの白星を狙う柏か、それとも4連勝を狙うC大阪か。試合は4月3日(水)、19:00キックオフだ。
[ 文:藤井 匠 ]
