柏は前節、敵地でG大阪と対戦。「どちらのチームもしっかりと守備がオーガナイズされており、なかなかスキをお互い見せないような展開」(三丸 拡)となった中、ドウグラスのヘディングや終了間際の武藤 雄樹のシュートなど、決定機を何回か迎えたものの、GKの好守に遭って最後までネットを揺らせず、スコアレスドローで7戦勝ちなしとなった。前半戦の好調を維持できず、戦績が伸び悩んでいるのが現状だ。
そんな中、ポジティブな点として挙げられるのが8試合ぶりに無失点を記録したこと。前節は守備の要・高橋 祐治が復帰し、システムを[3-4-2-1]に変更。前からプレスを掛けることこそなかなかできなかったが、中央で強固なブロックを形成して、相手にスキを多く与えなかった。今節もこの流れを継続し、堅牢な守備を確かなものとしたい。
C大阪はG大阪と比べて強くプレスを掛ける傾向があり、チームとしていかにプレッシャーを外せるかがポイントになる。「後ろに人数をかけてしっかりボールを持つのも大事だし、プレスを掛けられた中でシンプルに背後を取ることも大事。常に相手のイヤなところを狙うことが圧をかわす上では大事になると思うし、そういう駆け引きは個人としてもチームとしても狙いを持ってやっていきたい」と話したのは三丸。その上で決めるべき選手たちがしっかりとネットを揺らすことができるか。ドウグラスは「いまの調子は好調。何よりもチームに貢献できることを念頭に置いているし、残り試合を通じてもっと自分のコンディションを高めて戦いたい」と気合いを入れている。
一方のC大阪は前節、ホームで湘南と対戦。きっ抗した展開の中、後半アディショナルタイムにジェアン パトリッキがPKを沈めて先制に成功したものの、終了間際にセットプレーから失点を喫し、勝点1に終わった。悔やまれるドローも、小菊 昭雄監督は「先発で出た選手、プラスα途中で出た選手が、全員素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれたことをうれしく思う」と選手の働きぶりを称賛した。
今季のC大阪は開幕から5試合で1勝とスタートダッシュに失敗したものの、その後は安定して勝点を積み重ね、順位は4位。再来週に行われるJリーグYBCルヴァンカップ決勝進出も果たしており、チームの一体感はより増していることだろう。まずは今節に勝利し、再び上昇気流に乗りたい。
前回対戦では細谷 真大が決勝点を挙げ、柏が1-0で勝利している。柏がシーズンダブルを達成するのか、それともC大阪が敵地でリベンジを果たすのか。注目の一戦は10月8日の16時キックオフだ。
[ 文:藤井 匠 ]
