ホームのFC東京は現在3連勝と勢いに乗り始めている。明治安田J1第10節・新潟戦で3-1の勝利を飾ると、前々節・京都戦も2-1で勝利。今季二度目の連勝を果たした。そして、前節・札幌戦では鮮やかな逆転勝利。今季初の3連勝を飾り、順位も大きく浮上させた。
この3試合を振り返ると、攻撃の充実ぶりが目立つ。ピーター クラモフスキー監督が就任して以降、地道に取り組んできたサイド攻撃が機能し始め、ゴールを量産。3試合で7ゴールと量産態勢に入りつつある。特に新潟戦で戦線復帰を果たしたディエゴ オリヴェイラは3試合連続ゴール中と絶好調。その全試合で勝点3をつかめていることに何よりも手ごたえを得ている。
「3試合連続で決められて、なおかつ、すべての試合で勝てている。本当に自分がゴールを決めても勝てなかったらなんの意味もないと思っていますので、自分がゴールを決めてチームも勝てているのは良いことだと思います」 古巣・柏と対戦する今節に向けて、“青赤のエース”には4試合連続ゴールの期待がかかる。
また、この試合からは、U-23日本代表としてU23アジア杯を戦い、パリ五輪出場権獲得に大きく貢献した松木 玖生、荒木 遼太郎、野澤 大志ブランドンが戻ってくる。荒木は決勝で負った脳震盪の影響で別メニュー調整が続いているものの、松木と野澤 大志ブランドンの2人は臨戦態勢を整えており、メンバー入りは濃厚だ。今季、3人体制となっているキャプテンの1人でもある背番号7は「チームの雰囲気はすごく良いですし、連勝できているので、この状態をキープしたまま、自分たちが帰ってきたからにはチームの状態をもう1段階上げられるようにしていきたい」と熱い言葉を吐き出した。
FC東京は自分たちのフットボールを貫き、2021シーズン以来、3年ぶりの4連勝をつかみたい。
対する柏は、この3連戦を1分2敗で終え、現在は今季初の連敗中。町田と鹿島という上位陣との対戦で勝点を挙げられなかった。やはり気になるのは失点の部分だろうか。開幕から9試合を終えた時点では、敗れた第4節・名古屋戦しか複数失点を喫したゲームはなかったが、2連敗中は両試合で2失点と守備の不安定さが浮き彫りになった。
その中、明るい材料を挙げるとすれば、こちらもU-23日本代表組が帰ってきたことだろう。エースとしてアジア制覇に導いた細谷 真大と右SBの絶対的レギュラーとして奮闘した関根 大輝は柏にとっても不可欠な存在であり、苦しむチームを救う存在として期待がかかる。
FC東京が連勝を『4』に伸ばすか、柏が連敗を止めるか。熱いバトルを期待したい。
[ 文:須賀 大輔 ]
