両チームともにミッドウィークに天皇杯3回戦を戦い、どちらもJ2のクラブに苦汁をなめさせられた。
千葉と戦ったFC東京は、前節・柏戦からスタメン10人を変更。それでもレギュラー組と遜色ないメンバーが並び、勝ちにいった。そして、後半開始早々に松木 玖生が華麗にゴールネットを揺らして先制。しかし、79分に追いつかれると、延長前半開始早々に逆転を許してそのまま敗戦。先月のJリーグYBCルヴァンカップに続き、天皇杯もタイトル獲得の可能性を失ってしまった。
それ以上に悔しい敗戦となってしまったのが、新潟である。現在21戦無敗で明治安田J2の首位を走る長崎と対戦し、6分の先制点を発端に、11分、33分と前半だけで3失点。後半も立て直しが利かず、前半と同じく3失点を喫して1-6の大敗に終わった。
失意の敗戦からわずか中2日で迎える今節は、両者にとってチームの真価が問われるゲームとなる。どれだけリバウンドメンタリティーを発揮できるかであり、ピッチ上の修正を図れるか。次節を終えればパリ五輪の影響で中断期間に入る。そのことを考えても、ここでイヤな流れを断ち切っておきたい思いは共通だろう。
そんな中、国立でのホーム戦を迎えるFC東京のピーター クラモフスキー監督は「もちろん残念な敗戦でしたけど、ここから逃げることはできません」と天皇杯敗退を受け止め、「誰もがイヤなことですけど、一番大事なのは、どうやってここを乗り越えていけるか、どうやってここから反応していくかだと思っています。そこで良い反応をして、しっかりと乗り越えていきたいと思っています。これまで、これよりも難しい状況を経験してきました。この時期をしっかりと乗り越えて、自分たちにとって大切な成長が生まれてくると思います。そうやってクラブとしてみんなで乗り越えていければと思います」とチーム一丸で戦っていく必要性を強調した。
FC東京からすれば国立で戦えるアドバンテージを存分に生かしたいところである。同スタジアムで行われたリーグ前半戦では浦和と鹿島に勝利を収めており、新国立競技場では公式戦7戦して一度も負けていないだけに、リスタートを図る絶好の機会である。
新潟からしても、5戦負けなしで迎えた前節・鳥栖戦でも4失点を喫して敗戦しており、公式戦3連敗・リーグ戦連敗は避けないといけない。順位表を見ても降格圏とは勝点4差であり、3ポイントが欲しいところである。ホームでやられたリベンジの意味を含めても負けてはならない要素は十分にある。今季初見参の国立で勝利を奪うべく、アグレッシブに戦う。
[ 文:須賀 大輔 ]


