また、連戦でもメンバーをほとんど替えずに戦ってきた東京Vだが、中3日で臨んだ前節は、中7日の浦和を相手に疲労の色を隠せず。城福 浩監督も試合後に「おそらく(選手たちの)体は重かったんだと思います。なので、この連戦の中でのチョイスや試合の準備も含め、僕の責任だなと感じています」と反省を口にしており、今節はスターティングメンバーの入れ替えが予想される。
特に今節で焦点に挙げられるのが、CBの陣容だろう。浦和戦で千田 海人が前半に負傷してハーフタイムで交代し、さらに谷口 栄斗がレッドカードで退場処分となってしまい、今節は出場停止に。明治安田J1第11節・川崎F戦でアクシデントによって林 尚輝が交代し、そこから一度もメンバーに入れていない現状を踏まえると、今季出番の少ない選手の台頭に期待が寄せられる。
その中で注目したいのが、今季いまだ出場機会がない深澤 大輝。本人は以前、現状について「プレーや言葉、背中で(若い選手たちにも)見せていかなければいけないと思います。だからこそこのクラブにいるので。ピッチに立てない時期は去年もありましたし、今年も出られてはいないけど、毎日やれることはそういうところだし、『毎日続ければ失敗はない』とヒジくん(翁長 聖)も言っていました。みんなに見せていきたいです」とコメントしていた。チームにおいては緊急事態ではあるが、自身にとっては絶好のチャンス。ヴェルディグラウンドで示し続けてきたものを、味の素スタジアムでも見せたい。
対する横浜FCは、4月29日に行われた第13節・鹿島戦で0-3と敗れ、第14節は川崎FがAFCチャンピオンズリーグエリートファイナルズに出場のため5月14日開催に。約1週間の準備期間を経て、アウェイへと乗り込む。現在4試合未勝利で2連敗中と難しい時期を過ごし、順位も19位と降格圏に沈んでいる。この逆境をはねのけて、浮上のきっかけにしたいところだろう。
横浜FCで注目したいプレーヤーは、第12節・京都戦で加入後初ゴールを決めたルキアンだ。最前線で体を張って起点となりつつ東京Vの3バックを押し下げ、ボックス内で強さを見せてゴールを奪いたい。
東京Vとしてみれば、浦和戦に続いて今節も相手との準備期間に差がある中で、どのように結果につなげるか。前節の反省も生かしながら、敗戦のショックを振り払う一戦にしたい。
[ 文:藤井 圭 ]
