現在16位の東京Vは、前節で19位の湘南に勝利して勝点を『39』とした。今節の相手も、J2降格圏に沈む20位の新潟。ここで連勝を飾ることができれば、J1残留をさらに現実的なものにできるはずだ。また、10位・C大阪が勝点43と上との差も詰まっているため、今後中位に浮上できる可能性も秘めている。
「次の新潟戦は勝点3を取ることしか考えていない」と力強く話すのは城福 浩監督。「メンバーの出入りを含めた悔しさは現場が一番よく分かっているので、これを晴らすためにも残り全部を勝つつもりでやることと、残留をほぼ手中に収めた上でもっとチャレンジさせてやりたいという思いがあります」と続ける。
チームとして次なるフェーズに向けた施策を試すには、まずは残留を手中に収めることが大切。湘南戦に続き、まずは勝点3を目指して新潟を迎え撃つ。
注目選手は、湘南戦で決勝点をアシストした松橋 優安。後半戦に入って当初は右ウイングバックで定位置をつかみながらも、内田 陽介の台頭によってここ2試合はベンチスタートが続く。それでも研鑽を重ね、より数字にフォーカスを当てて練習から取り組んでいる。
それは少しずつ結果にも表れており、11日に行われた浦和とのトレーニングマッチでも自身のクロスから吉田 泰授のゴールを演出。湘南戦で見せたようなふわりとしたクロスから得点が生まれるなど、調子の良さをピッチで表現した。それでも松橋 優安は「まだ足りないと思いますし、ゴール前で関わっていく部分は個人的に意識している」と強調し、欲深く数字を求めていく。
4バックの新潟に対しては、よりサイドの優位性を生かしていきたいところ。縦への突破やポケットを取る動きを得意とする松橋 優安には、対峙する相手を圧倒してゴールやアシストにつなげていく働きが求められる。
残留へ向けてあとがない新潟としても勝点3が必須なゲームだ。現在、残留圏の17位・横浜FMとは9ポイント差であり、結果次第では第35節での降格決定も可能性として出てくる。はい上がるためにも、まずは15試合ぶりの白星をつかみ、そこから全勝して望みをつなげたい。
アウェイチームで注目すべき選手は、前節・岡山戦で今季自身2ゴール目を決めた白井 永地だ。今夏加入後に主力としてチームを支えるMFは、2戦連発となるゴールを決めて勝利に導けるか。
今節は両チームにとって今後を左右する重要なゲームになることは間違いない。東京Vが勝利してJ1残留をほぼ確実なものにするか、それとも新潟が勝利して“逆転”への望みをつなぐか。残留に向けて、激戦となることは必至だ。
[ 文:藤井 圭 ]
