ホームの京都は1PK勝1PK敗の勝点3で、現在5位。前節はアウェイで清水と対戦して、PK戦で勝利した。後半開始直後に左サイドを崩されてからのクロスをクリアし切れず、オウンゴールで失点を喫したが、アディショナルタイムに前からプレスを掛けた本田 風智が相手DFのフィードを足に当て、そのボールに反応したラファエル エリアスがドリブルで持ち込んで同点ゴールを決めた。PK戦ではGK太田 岳志が2本のPKを止めて、勝点2を獲得している。
試合後、曺 貴裁監督は「今日は清水さんのゲームだったと思います。われわれの内なるものに対して、まだまだ不安定な出来で試合の流れをつかみ切れませんでした」と反省の弁を述べていた。
アウェイの福岡は1PK勝1敗の勝点2で、現在8位。前節はホームでC大阪と対戦して、0-2で敗れた。前半に福岡の左サイドからのクロスをゴール前で合わされて先制を許すと、前半終了間際にも同サイドからの折り返しを蹴り込まれて失点。後半は選手交代を駆使して反撃に出ようとしたが、得点には至らなかった。
試合後、塚原 真也監督は「今までの福岡のベースである守備の堅さが少し薄れてしまっている。(先制点は)セットプレーの流れから失点してしまい、そのあと(2失点目も)“相手がスピードに乗る”という一番警戒していた形からやられてしまい、非常にもったいなかった」と課題を口にしている。
両チームは昨季のリーグ戦で二度対戦しており、3月の試合は福岡が1-0で勝利した。7月の試合は京都が2点リードで終盤へ向かうが、後半アディショナルタイムに福岡が1点を返すと、さらに重見 柾斗のゴールで追いついて、2-2の引き分けに持ち込んでいる。
前節で出た課題をどれだけ修正して、今節に挑めるかが注目される。京都はボールを奪ってからの攻撃の組み立てがうまくいかなかった。ラファエル エリアスやマルコ トゥーリオら強力なFW陣へボールを供給することで得点を目指す。
福岡は前述したように、まずは堅守を取り戻すことが大事になる。相手のFW陣を抑えることはもちろん、前からの守備でゴール前までボールを運ばせない対応も必要になってくるだろう。また、塚原 真也監督は京都府出身で、選手として京都ユース(当時)や京都産業大、アミティエSC京都(社会人チーム/現:おこしやす京都AC)でプレーした経歴を持つ。J1クラブの指揮官として、故郷での試合に挑むことになる。
両チームともPK戦による勝利はあるものの、90分での勝利はまだない。百年構想リーグならではのレギュレーションで戦う中、両チームとも今季初の勝点3を目指しての対戦となる。
試合は14時キックオフ。先着19,000名(ビジター指定席を除く)にフリースポンチョがプレゼントされる入場特典が用意されている。また、気温20℃に迫るという予報が出ており、絶好のサッカー観戦日和となりそうだ。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

