ホームの京都は5試合を終えて勝点9で、現在3位。前節は岡山と対戦して0-1で敗れ、首位から転落した。3戦連続90分勝利を目指してアウェイへ乗り込んだが、相手の統率された守備を前にチャンスをなかなか作り出せず、終盤に相手のサイド攻撃から先制を許して今季初めて90分での敗戦となった。
試合後、曺 貴裁監督は攻撃における反省点を指摘すると同時に「ファイティングスピリットを持って試合をしたことは間違いないので、そこの姿勢や良いところは継続しながら、次に向かっていきたい」と今節での巻き返しを誓っている。
アウェイのC大阪は5試合を終えて勝点6で、現在8位。前節は清水と対戦して、PK戦の末に勝利を収めた。相手の倍となる18本のシュートを放ちながらゴールネットを揺らすことができなかったが、GK中村 航輔が2本のPKを止めて、勝点2を獲得している。
試合後、アーサー パパス監督は「今季においては一番(試合を)支配できた。勝ち切るためのゴールが決まらなかったですが、全体的には良かったと思います」と評価している。
両チームの昨季のリーグ戦における対戦成績は1勝1敗。5月のJ1第14節ではホームの京都が開始14分で2点をリードしたものの、そのあとにC大阪が中島 元彦の決勝点を含む3得点を奪い返して逆転勝ち。9月の第32節では、1-1で迎えた終了間際に京都の長沢 駿がCKを頭で合わせて、優勝争いを繰り広げていたチームに貴重な勝利をもたらしている。また、昨季はJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦でも対戦しており、その試合はC大阪が4-1で京都を下して勝ち上がった。
両チームとも明確なスタイルを持っており、京都はハイプレスでボールを奪って素早く攻めるのが特徴で、C大阪はボールを保持しながら攻撃を仕掛けるポゼッションが持ち味だ。京都のプレスが機能するのか、それともC大阪がそれをかわして攻撃を組み立てられるかが、見どころとなる。
京都の注目選手は松田 天馬。昨季はC大阪とのリーグ戦2試合でそれぞれ得点を挙げている。ホームゲームではこぼれ球を押し込み、アウェイゲームではデザインされたセットプレーから見事な得点を決めた。今季はここまで5試合中3試合で先発出場しており、豊富な運動量や球際の強度などでチームに貢献している。
C大阪の注目選手は阪田 澪哉。今季は第2節・福岡戦から第4節・長崎戦にかけて3試合連続で先発出場するなど出場時間を増やしており、G大阪との開幕戦ではPK戦で外して敗れてしまい涙を流したが、翌週の福岡戦では2アシストと全ゴールをお膳立てして勝利に貢献している。京都府京都市西京区出身で、地元での試合で成長した姿を披露できるか。
試合は14時キックオフ。先着18,000名(ビジター入場口を除く)にポスターデザインのアクリルスタンドがプレゼントされる。天気予報は12日時点で晴れとなっているが、風が強くなる可能性があるので、羽織れる衣服を用意するとよさそうだ。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

