ホームの京都は7勝3分4敗の勝点24で現在3位。前節はG大阪と対戦して1-2で敗れた。27分までに2点を奪われたが、34分に右サイドの須貝 英大からの折り返しを米本 拓司がテクニカルなシュートで決めて1点差に迫る。後半は積極的な選手交代からゲームの流れをつかみにいき、多くの時間を攻撃に費やしたが、自陣で守備を固める相手を打ち破ることができなかった。
この結果によって首位陥落となったが、曺 貴裁監督が「久しぶりに負けたことでチーム全体がもう一度初心に返る、スタートラインに戻るチャンスだと思っています」と話したように、敗戦から学ぶことが大事だ。シュートで終わることが少なかった攻撃や、カウンターから2失点を喫した守備を改善するために、自分たちのスタイルに立ち返ることが求められる。そのためにも選手間で、いまはどう戦うのか、どんなプレーが必要なのかという意思統一をしっかり行うことが重要になる。
アウェイのC大阪は3勝4分6敗の勝点13で現在15位。前節は町田と対戦して1-2で敗れた。スコアレスで折り返した後半、サイド攻撃とセットプレーから2点を奪われてしまう。終了間際にルーカス フェルナンデスのパスからチアゴ アンドラーデが決めて1点差とするも、残された時間はあまりにも少なく、連敗となった。
試合後、アーサー パパス監督は「最後に得点したことは最後まであきらめなかった気持ちが出たと思います。これ以上、何かを選手に要求することは難しかったです」と振り返っている。指揮官の頭を悩ませている理由の1つが、ケガ人の多さだ。今季からベンチ入りできる選手数が最大9名となっているが、前節は8名だけで試合に臨んでいる。また、4月30日には田中 駿汰とヴィトール ブエノの負傷も発表された。苦しい状況の中で、ピッチに立つ選手の奮起が求められる。
両チームの昨季の対戦を振り返ると、6月に行われたJ1第17節は1-1の引き分け。8月に行われた第27節は、ラファエル エリアスのハットトリックなどで京都が5-3で勝利を収めている。
上位で首位争いに顔を並べる京都と、下位で降格圏内まで勝点差1に迫っているC大阪。置かれている状況は対照的だが、試合の優劣を決めるのは順位表ではなく、ピッチ上でどのようなプレーを発揮できるかだ。まだリーグ戦の約3分の1が終わったばかり。目の前の試合を制するために、近隣クラブに負けられないというプライドのために、勝利をつかみにいく。
試合は19時キックオフ。夜の亀岡は風が吹くと肌寒さを感じることもあるので、長袖の羽織れる衣服があれば過ごしやすそうだ。また、大型連休の真っただ中ということもあり、スタジアムへの中継地点となる京都駅は混雑が予想される。来場される方は余裕を持ったタイムスケジュールでの行動が推奨される。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

