両チームの対戦は2週間前に行われたばかり。京都のホームでぶつかった前節は、立ち上がりから京都のプレスが猛威を振るい、開始6分に先制すると、勢いそのままに21分で3-0に。前線からのプレスでC大阪を呑み込み、前半で勝負を決めた。「今日は相手を意識してやったところと、自分たちのリスクを冒してやってきたことがうまくハマった。こんなにうまくいく試合は経験がない。それくらい、すべてがうまくいった試合だった」と京都・曺 貴裁監督が振り返れば、C大阪・小菊 昭雄監督は「試合の入りがすべてだった。相手の試合の入り方、ゲームプランはしっかりと理解した上で臨んだが、相手の強い矢印をまともに受けてしまった」と反省の弁を述べた。そうした両監督の言葉どおり、まさに京都の完勝、C大阪の完敗と明暗クッキリ分かれた試合となった。
そうした一戦を受けて迎える今節は、C大阪がリベンジを果たすか、京都が再現を披露するか。テーマがハッキリしたカードになる。この試合でも当然、京都は前からアグレッシブにプレスを掛けるだろう。C大阪としては、そうした相手の出方にどう対応するか。テンポよくボールを動かし、前進すること。相手の矢印を見ながら、裏返していくこと。前から来るぶん、空いている背後をうまく取って、フィニッシュへつなげたい。また、前回対戦後に西尾 隆矢は「試合の中で判断して、(相手のプレスを)裏返すことを徹底できれば、結果は変わっていたかもしれない」と悔やんだが、特に相手の勢いが強い立ち上がりはシンプルにプレーして、裏のスペースを狙う意識も必要か。序盤の攻防に注目したい。
互いに直近のリーグ戦では勝利を収めている中で、どういったメンバーでこの試合に臨むかもポイント。京都はこれまで3試合とも直近のリーグ戦から先発を総入れ替えして臨んでいるが、今節も同様にフレッシュな陣容で向かってくるか。リーグ戦で2試合連続ゴール中のパトリックと、前節でプロ初ゴールを決めた平賀 大空に注目したい。
対するC大阪も、これまでミッドウィークに行われたルヴァンカップではメンバーを大幅に入れ替えて戦ってきたが、今回の一戦に関しては、グループステージ突破へ向けて勝利が義務づけられているだけに、“リーグ戦仕様”のメンバーで挑む可能性もある。そうした中で、『U-21枠』にも注目。前節でプロデビューを果たした阪田 澪哉が今節は先発する可能性があり、ハツラツとしたプレーに期待がかかる。
C大阪のリベンジか、京都の連勝か。今後のグループステージの行方にも大きく影響する大一番だ。
[ 文:小田 尚史 ]


