京都は前節、横浜FMに1-4で敗れた。10分に先制点を奪われたあと、40分に開幕戦以来の出場となった大卒ルーキー・福田 心之助が豪快なミドルシュートでプロ初得点を決めたが、後半に3失点を喫してしまった。前半はなんとか昨季のチャンピオンチームに食らいついていたものの、後半は選手個々やチームとしての力量、選手層の差を見せつけられた。前半と後半の早い時間帯で失点していることも、課題となっている。
前節は9日間で3試合を戦う連戦のラストゲームだったこともあり、数人の主力選手はコンディションを考慮してメンバーから外れていた。その1人の佐藤 響は「外から試合を見て、感じたことがあった。練習から取り組めることもあるので、向上させていきたい」と話している。
アウェイのC大阪は前節、67分にCKから決勝点を喫し、鹿島に0-1で敗れた。激しい雨が降る中、失点後に反撃に出ようというタイミングで上門 知樹が退場処分を受け、悔しい内容となった。中盤の底でタクトを振るった原川 力は「勝負強さと言うと抽象的になってしまいますが、そこを突き詰めることはチームとしてやっていかないといけないと思います」と振り返っている。
リーグ戦の約3分の1にあたる12試合を消化して、京都は勝点13の13位、C大阪は勝点17の9位につけている。ここから前半戦終了までの5試合でどれだけ勝点を積み重ねることができるか。両チームにとって大事な時期を迎える。
昨季の対戦は2引き分け。そして今季はJリーグYBCルヴァンカップで京都が2勝している。1戦目のホーム戦では4-0、2戦目のアウェイ戦では2-0だった。京都は『二度あることは三度ある』を、C大阪は『三度目の正直』を目指すことになる。
注目したいのはサイドの攻防。C大阪は優れたアタッカーを擁して、強力なサイド攻撃を繰り出してくる。一方の京都はここ数試合、サイドから失点を喫しているだけに注意が必要だ。
また、前線から激しいプレスを仕掛ける京都に対して、C大阪がどのように攻撃を展開していくかもポイントとなる。ルヴァンカップの1戦目は京都のプレスが猛威を振るったが、2戦目ではC大阪が攻撃を組み立ててゴールへ迫っていた。今節でぺースをつかむのはどちらか。関西勢同士の対決ということも含めて、キックオフ直後から主導権を握るための激しいバトルが展開されるだろう。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

