京都は2勝4分10敗の勝点10で、最下位に沈んでいる。前節はアウェイで名古屋と対戦。それまで5連敗中で複数失点が続いていたが、この試合では守備面で改善が見られ、上位の名古屋と接戦を演じる。35分には先発に抜擢された平戸 太貴が絶妙な浮き球パスを送ると、ゴール前へ抜け出した豊川 雄太が後方から落ちてきたボールをダイレクトボレーで合わせ、名手・ランゲラックの牙城を崩す先制点を決めた。後半に追いつかれたが、失点は相手のミドルシュートを止めようとした宮本 優太の頭に当たったボールがコースを変えてネットを揺らすという、やや不運なものだった。曺 貴裁監督も「顔を背けてボールに当たったのではなく、正面から行って当たった。逆にシュートブロックせずにGKがキャッチしていたとしても、僕は勇気のあるプレーは失点したプレーだったと思っています」と話すなど、決してネガティブなものではない。
攻守の切り替えや球際の戦いで一歩も引かないことなど、原点回帰を果たした上での勝点1は、浮上へのきっかけとなるものだった。
アウェイのC大阪は6勝6分4敗の勝点24で、現在7位。開幕から8戦負けなしと好調をキープしたあと、第9節・名古屋戦から6戦勝ちなしと苦しい時期を過ごしたが、前々節・福岡戦で7試合ぶりの勝利をつかんだ。前節は広島との対戦を1-1で引き分けて、勝点1を積み上げている。
その前節は、スコアレスで折り返した後半の開始早々にセットプレーから先制点を奪われたが、66分にこちらもセットプレーから西尾 隆矢が豪快なヘディングシュートを決めて同点に追いついた。一時期はDFに負傷者が相次ぐ緊急事態となっていたが、現在は毎熊 晟矢らが復帰を果たしており、U-23日本代表のAFC U23アジア杯で悔しい思いをした西尾も調子を上げてきている。西尾は「全員がハードワークしていましたし、勝つためにみんなが走っていました。連戦で疲労もあった中、それぞれが勝ちたいという気持ちが強かった。だからこそ追いつくことができたと思うので、そこはポジティブに捉えてもいいのかなと思います」と広島戦を振り返っており、この流れを今節にもつなげていきたいところだ。
両チームの昨季の対戦成績は京都の3勝1敗。まず4月にJリーグYBCルヴァンカップグループステージで対戦しており、そこでは京都がホームでは平賀 大空のプロ初ゴールなどで4-0、アウェイでも2-0で勝利した。その約1カ月後のリーグ戦ではC大阪がオウンゴールによる得点で1-0の勝利を収め、カップ戦のリベンジを果たしている。11月の試合では、京都が原 大智のゴールにより1-0で勝利している。
互いにつかみかけた浮上の兆しを、より確かなものとするためにも結果が欲しい一戦だ。関西勢同士の対戦ということもあり、白熱したゲームとなるだろう。天気予報は試合2日前の時点で、晴れマークとなっている。試合はサンガスタジアム by KYOCERAで19時キックオフだ。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

