C大阪は前節、ホームに岡山を迎えて1-2で敗戦。19分、GK中村 航輔からつないで崩し、最後は右ウイング・横山 夢樹の仕掛けからのクロスに櫻川 ソロモンが頭で合わせて先制に成功した。その後も櫻川 ソロモンが相手CBに競り勝つシーンが多く、C大阪が優位に立って前半を進めた。しかし45分、岡山に左右に揺さぶられた中で、最後は左ウイングバック・山根 永遠のクロスからウェリック ポポに頭で決められ、同点に追いつかれた。
後半は守備を修正しつつ選手交代でギアを上げてきた岡山に対して守勢に回ると、69分に失点。山根 永遠の右足で巻いたクロスがそのままゴールに吸い込まれた。その後は逆転勝ちを収めた前々節・京都戦と同じように2列目の選手を総入れ替えして反撃に出たが、本間 至恩や櫻川 ソロモンが決定機を生かすことができず、1-2でタイムアップ。今季の新戦力がフィットしてゴールを奪ったという明るい材料もあった一方で、後半は櫻川 ソロモンへのマークが厳しくなり、攻撃が停滞。預けどころとして、今後も櫻川 ソロモンを生かすことは継続しながら、中盤を経由してボールを運ぶ攻撃とうまく使い分けていきたい。守備面では、前節はクロスから2失点を喫したが、神戸もクロスを多用してくるチームだけに修正が必要だ。
対する神戸は前節、ホームにG大阪を迎えた。開始6分に小松 蓮のゴールで先制したが、一度はG大阪に逆転を許す。それでも後半アディショナルタイム、濱﨑 健斗のクロスを大外から走り込んだジェアン パトリッキが頭で押し込み、同点に追いついた。PK戦に敗れて勝点は『1』にとどまったが、敗戦濃厚な状態から土壇場で追いつく粘り強さは発揮した。攻撃陣は負傷者が増えている状況だが、「そんなの気にならないぐらい出ている選手がやらないといけない。そうじゃないと楽しくない。サッカーをやっている意味もない」と強い自負心をのぞかせた小松 蓮や、前節で神戸デビューを果たした内野 航太郎らの活躍に期待がかかる。
また、神戸には元C大阪の選手が3人いる。扇原 貴宏、ジェアン パトリッキ、そして今季神戸に加入した乾 貴士だ。前者2人はすでに何度も対戦しているが、“神戸の乾”がC大阪と対戦するのは初めて。盟友・香川 真司とのマッチアップが実現するかどうかも含め、その一挙手一投足から目が離せない。
1試合消化が少ない神戸を勝点3差で追いかけるC大阪としては、大混戦のWESTグループで上位に食い込むためにも勝点3はマストになる。また、“ヨドコウ桜スタジアム”という名称は今節が最後。数々の激闘の舞台になったヨドコウ。そのラストマッチを勝利で飾りたい。
[ 文:小田 尚史 ]


