2位の京都と3位のG大阪にとっては、首位の神戸を追走する上でも勝点3が欲しい状況であるだけに、激しい戦いになることは必至。また2022シーズン以降、リーグ戦では8回対戦し、対戦成績は2勝4分2敗でイーブン。近年は互いに一歩も譲らない好勝負が続いている。
AFCチャンピオンズリーグ2準決勝第1戦を4日後に控えるG大阪は、京都戦を皮切りに公式戦11連戦という過密日程と向き合うことになる中、「3月の連戦もキツかったけど、11連戦は未知の世界」と鈴木 徳真は言う。
公式戦7連戦の締めくくりとなった前節・福岡戦は終了間際に同点ゴールを許してPK戦に突入。今季五度目となるPK戦で敗れて勝点1の獲得にとどまった。中谷 進之介は「ゲームの終わらせ方のところが課題。特に終盤に失点しないように改善したい」と話したが、2週間の調整期間を経て、その成果が問われる一戦になりそうだ。
終盤の失点癖が課題である一方、攻撃陣は多くの試合でチャンスを作り出している。福岡戦でもゴールを生み出したイッサム ジェバリとデニス ヒュメットのホットラインは試合を重ねるたびに成熟しており、今季の強みになっている。シーズン序盤はコンディションの問題で出遅れていたウェルトンが状態を上げてきていることも朗報だ。
また、3月には選手の動きがあった。元ドイツ代表のフィリップ マックスが加入し、出場機会が少なかった満田 誠が神戸に期限付き移籍。デビューに向けてコンディション向上に尽力しているフィリップ マックスがメンバー入りするかどうかにも注目したい。
対する京都は前節、名古屋と対戦。1点ビハインドで迎えた終盤に追いつき、PK戦の末に勝利を収めている。「PK戦でもなんでも勝ち切ったことは、次に向かって非常にポジティブな要素だと思う」と曺 貴裁監督は手ごたえを口にした。第3節・福岡戦を最後に出場機会がない齊藤 未月やここ4試合はメンバー外となっている長沢 駿にとっては古巣戦でもあるだけに、ピッチに立てば特別なモチベーションで立ち向かうだろう。また、G大阪としては昨季のJ1第22節で2ゴールを許しているマルコ トゥーリオにも注意が必要だ。
心身ともにリフレッシュした状態でリスタートするG大阪と京都の対戦は16時にキックオフされる。ともに強度の高さと切り替えの早さを重視する指揮官が率いているチーム。ピッチの至るところで激しいバトルが見られることは間違いない。
[ 文:下薗 昌記 ]
