JリーグYBCルヴァンカップEグループで同居した両者は、それぞれアウェイで勝利を挙げている。ただ、4月に行われたJ1第8節では京都がホームで勝利を収めており、今季の戦績は2勝1敗で京都が優位に立っている。
そんな両者だが、リーグ戦では似た状況に置かれている。
ともに勝点20で、得失点差によって京都が14位、G大阪が15位につけている。勝ち切れない日々から抜け出し、G大阪は直近5試合で4勝1分と復調傾向にある。京都も直近3試合は2勝1分と好調。
前節で5連勝を逃したG大阪と3連勝に届かなかった京都が、互いに2試合ぶりの勝点3を目指してパナソニック スタジアム 吹田でぶつかり合う。
G大阪は今季、苦手にしている3バック相手の呪縛を断ち切ることができず、前節は横浜FCとスコアレスドロー。「ゲームがなかなか作れなくて、相手を上回ることができなかった。こういう展開もあるし、それでも勝点を取れたことはチームが前進していると思う」と東口 順昭は守備陣の踏ん張りに手ごたえを口にしたが、今節はディフェンスリーダーとして台頭中の福岡 将太が累積警告によって出場停止。
コミュニケーション能力でも最終ラインを支えていた福岡を欠く今節は、クォン ギョンウォンと三浦 弦太のCBコンビが濃厚だ。韓国代表でもあるクォン ギョンウォンは第8節・京都戦でやや不運な形で退場しており、その悔しさを晴らす格好の舞台でもある。
一方、前節で5試合ぶりにノーゴールに終わった攻撃は、攻守に効いていた倉田 秋の戦線離脱が響いており、彼が担っていた左ウイングの人選は注目ポイントだ。横浜FC戦で代役を務めた石毛 秀樹は守備では奮闘したが、やはり本職ではないだけに攻撃に物足りなさがあったのも事実。
食野 亮太郎や福田 湧矢、さらには宇佐美 貴史らの中から、ダニエル ポヤトス監督は誰に白羽の矢を立てるのか。
一方の京都も、前節はアウェイで鹿島相手にスコアレスドローに終わっている。消耗戦の末に手にした勝点1について、曺 貴裁監督は「今日出た選手全員、もしくはサンガ魂を持っている全員の力で、勝点1をもぎ取った。これを次のガンバ戦につなげていきたい」と前向きな言葉を口にした。また、自身が指揮を執ったパナソニック スタジアム 吹田での公式戦は昨年以降、1勝1分で負け知らず。良いイメージで乗り込んでくることに加えて、パトリックと一美 和成も古巣相手にモチベーションを高めてくるはずだ。
互いに勝てば残留争いから大きく抜け出せる可能性があるだけに、激戦となるのは必至。手の内を知り尽くす今季四度目の対戦で、勝利するのは果たして――。
[ 文:下薗 昌記 ]
