ホームの京都は10勝5分6敗の勝点35で、現在6位。前節は柏と対戦して、3-3で引き分けた。試合開始前の時点で2位と3位の直接対決となった大一番は、常にビハインドで追いかける展開を強いられた。だが、失点を喫したあとに得点を取り返して追いつくことを三度繰り返す反骨心を見せており、見ごたえある展開の末に、アウェイで勝点1を獲得している。プレスが掛からなかったことは課題として残ったが、自陣ゴール前まで攻め込まれても体を張ってピンチを何度も防いだ守備は手ごたえを感じるものだった。
試合後、曺 貴裁監督は相手の強さを評価した上で、「交代選手も含めて、今年になって一番(勝点)1をしっかり取れたという意味では、非常に頑張った試合だった」と自チームについても言及している。
アウェイのG大阪は8勝4分9敗の勝点28で、現在11位。前節はFC東京と対戦し、2-0で勝利した。前半に宇佐美 貴史が相手の壁が手薄なところを狙った直接FKを決めて先制すると、試合終了間際には岸本 武流がダメ押しとなるゴールを決めた。守っても、後半の立ち上がりに迎えたPKのピンチをGK一森 純が止めて得点を許さず、その後も我慢の時間帯がある中で守備陣を中心に集中力を切らさずに、6試合ぶりとなる勝利を挙げている。
試合後、ダニエル ポヤトス監督は「チームにとって意味がある勝利になったのかと思いますし、これを機に全員で前進していきたい」と勝利の重要性を口にしている。
両チームの前回対戦は4月末の第13節。G大阪が宇佐美 貴史の先制点と、デニス ヒュメットの来日初得点で2-1の勝利を飾っている。京都は米本 拓司の巧みなゴールで1点差としたが、追いつくことができなかった。
試合の見どころはいくつかあるが、両チームとも“強力なカード”を持っていることに注目したい。前節で京都は後半からピッチに立った長沢 駿がJ1通算50得点を達成するメモリアルゴールを決め、奥川 雅也は正確なクロスで3点目をアシストしている。一方のG大阪も岸本 武流がゴールを決め、そこに至る流れで倉田 秋やファン アラーノが関わるなど、京都と同様に途中出場した選手が躍動している。先発する選手たちはもちろん、途中から送り出される選手たちのプレーからも目が離せない。
試合は19時キックオフ。優勝争いに顔を並べる京都の躍進や、関西勢同士の対戦ということもあって、チケットは完売。昨季の同カードではサンガSの最多入場者数が更新されたが、それを上回る来場者も想定されており、臨場感抜群の専用スタジアムで観る人を熱くするゲームが期待される。
一方で、特に試合後は亀岡駅の入場規制などにより、通常よりも移動に時間がかかる可能性がある。余裕を持ったタイムスケジュールや、駅周辺の店の活用などを頭に入れて、現地観戦を楽しんでいただきたい。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

