チームを支えているのは堅い守備。塚原 真也監督はG大阪戦後、1点をリードして迎えた後半のパフォーマンスに頷いている。
「相手にとってイヤな守備が複数回できたのかなと思います。シュート数を見る限り、3倍近く相手が上だと思いますが、枠内シュート数はほぼ一緒だと思うので、そう考えるとわれわれの最後の守備のところ、ギリギリでやられていますけど、体を寄せて枠外に飛ばさせるとか、今日もバーやポストに当たったのがありましたが、われわれらしく泥臭く守り切ったと思います」 今節も中2日のタイトなスケジュールで臨むことになるが、チーム一丸となって体現している堅い守備と、ロングスローも含めた危険なセットプレーを武器にして勝利を目指していくに違いない。
一方、岡山は4試合勝ちがないが、19日に戦った前節・G大阪戦は自分たちのベースにあるものをしっかりと見つめ直して臨み、全員でハードワークしてアグレッシブに攻守を展開した。結果はPK戦負けとなったが、3試合ぶりに出場した右ウイングバックの本山 遥は一定の評価を口にしている。
「2試合、岡山らしくない試合が続いてしまった。成長している部分があっても絶対になくしちゃいけない部分があると思っていましたし、ベースの部分を取り戻すことができたんじゃないかと思います」 今節はチームのベースにあるところを継続して戦い、無失点のまま試合を進めて勝利をつかみ取りたいところだ。そして、福岡と同じく岡山もセットプレーはとても強力な武器で、攻撃のタレントはそろってきている。G大阪戦では個の力で得点を生み出してみせたウェリック ポポ、G大阪戦で加入後初出場した西川 潤、そして加入したばかりのブラジル国籍FWレオ ガウショ。彼らを勝負どころで投入して勝利をつかみたいところだ。
25日の14時にキックオフする岡山と福岡の一戦は、両チームとも堅い守備を構築するチームのため多くの得点チャンスがある試合にはならないかもしれないが、球際のバトルは激しく、常にスキを見せられない緊張感のある試合になることは間違いない。その中で途中投入されてゲームチェンジャーの役割を期待される選手のパフォーマンスが、結果を大きく左右することになるはずだ。指揮官の采配も含め、試合中に両チームがどうやって勝機を見いだしていくのかに注目していきたい。
[ 文:寺田 弘幸 ]
