ホームの京都は11試合を消化して勝点17で現在5位。C大阪と対戦した直近の第11節は、18分に先制点を奪われると後半にも2ゴールを許し、今季最多となる3失点での敗戦となった。シュートや決定機の数では相手と互角かそれ以上だったが、決定力を欠いた。
試合後、曺 貴裁監督は「得点を取っていればまったく違う展開になったと思いますが、サッカーとはそういうものです。ポゼッションやチャンスの多さで試合の優劣が決まるものではありません。結果が出なかったことは、監督として非常に責任を感じています」と責任を背負った。
アウェイのG大阪は13試合を消化して勝点21で現在3位。前節は長崎と対戦し、PK戦の末に勝利を挙げた。スコアレスで終盤を迎えた中、PKを与えて先制点を奪われたが、その2分後にデニス ヒュメットがGKと1対1の好機を決めて同点に。PK戦では18歳のGK荒木 琉偉が6人目のキッカーのPKを止めて、勝点2を獲得している。
試合後、イェンス ヴィッシング監督は「失点からのリアクションという部分はすぐに見せることができて、同点にし、そして戦う姿勢を見ていると、本当に選手たちを誇りに思います」と、連戦下でも最後まで戦い抜いた選手たちを褒めたたえた。
両チームの前回対戦は4月4日に行われた第9節。ホームのG大阪がデニス ヒュメットと食野 亮太郎の得点により2-0で勝利を収めている。あれから1カ月も経たない試合間隔で訪れた再戦。G大阪は前回の再現を、京都はホームでのリベンジを目指す試合となる。
京都はエンリケ トレヴィザンが警告累積により出場停止となる。ここ最近の試合でCBの控えメンバーに入っているのは麻田 将吾。アピアタウィア 久らと先発出場への競争があることを踏まえた上で、「個人としての対応、そしてグループとして守ることの両方をやっていきたい」とポジションを任された際は全身全霊で戦う構えを口にしている。また、3月中旬に負傷したラファエル エリアスが全体練習に合流した。前回対戦時は不在だったストライカーが実戦復帰するとなれば、大きな力となるだろう。
G大阪は、京都との前回対戦からスタートした公式戦11連戦の8戦目となる。その間、リーグ戦では5試合で勝点7の積み上げにとどまったが、並行して戦うAFCチャンピオンズリーグ2では決勝進出を決めた。戦力に目を向けると、前節でウェルトン、イッサム ジェバリが負傷交代となったほか、前半のみの出場で退いた安部 柊斗の状態が不透明である一方で、宇佐美 貴史や中野 伸哉の復帰、荒木 琉偉や南野 遥海、池谷 銀姿郎の台頭という好材料もある。指揮官が「全員の選手が自分たちにとっては必要な選手」と強調する中、総力戦で臨む一戦となる。
試合は15時キックオフ。大型連休が本格的にスタートすることもあり、公共交通機関は混雑が予想されるため、余裕を持ったタイムスケジュールが推奨される。ともに負けられない関西勢同士の対決は、果たしてどんな試合になるだろうか。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

