金沢は6月1日の全体練習再開後、練習をすべて非公開で進めている。公開された13日の練習試合・岐阜戦(30分×2本)はスコアレスドロー。決定的なピンチを迎えることも何度かあった。「守備の基本的なコンセプトはみんな分かっている。ただ相手がどこを見ているか、どっちの足で持っているかなどでポジショニングも変わってくるが、その精度・質がもう少し」。廣井 友信はこのように守備の課題について指摘する。松本の攻撃陣は強力であり、セルジーニョをはじめとして個の力も高い。杉本 太郎や鈴木 雄斗もゴール前に顔を出すので90分間アラートに戦い続けなければ、これまでと同じように大量失点を喫してしまうだろう。
その松本は今季から布 啓一郎監督体制になったが、ハードワークと切り替えの速さ、集中力を切らさずに90分間スキを見せないスタイルは健在。活動が休止となったのは1カ月ほどであり、5月中旬からは全体練習を再開させているため、フィジカル的にはしっかりと仕上がっているようだ。J1を目指すためにも再開一発目のゲームに勝利し、開幕2連勝を飾らなければならない。サポーターが金沢に行くことはできないが、100km超の距離を越える思いを届ける。
[ 文:村田 亘 ]