徳島は13勝4分4敗で2位につけており、首位の座を虎視眈々と狙っている。得点数35はリーグ1位タイ、17失点はリーグ最少。攻守ともに申し分ない。一方の松本は4勝7分10敗で20位に沈んではいるが、直近の5戦に目を向けるとリードを許しながらも粘りの戦いで追いつきながら勝点を積み上げてきた試合も多くある。この戦いが土台になれば、後半戦は大躍進も期待できる。
J2第15節の前回対戦では、徳島の十八番であるビルドアップで相手を引きこみながら、開始早々に渡井 理己が先制弾を挙げて流れをつかんで3-1での勝利を収めた。今度はホームの利を生かして優位に試合を運びしたい。
しかしながら、今節はリーグ戦の日程も両者のパフォーマンスに大きく影響しそうな予感。5連戦の3戦目を、両者は対照的な状況で迎える。徳島はアウェイ2連戦から中2日で迎えるホーム戦、松本はホーム2連戦から中2日で迎えるアウェイ戦。一般的にはコンディション調整を含めてホーム側が有利とされるが、長距離移動が続いている徳島にとっては必ずしも優位とはいえない。
その前提も試合の醍醐味として情報を入れていただきながら、両者の注目選手を見ていこう。徳島はFWの垣田 裕暉。前半戦7得点3アシストで得点に最も関与し、徳島の好調を言葉どおりけん引した。また、数字には表れない献身性も魅力だ。松本の注目は、同じくFWの阪野 豊史。J2第20節・長崎戦(2△2)では途中出場ながら2得点を決め、あと一歩で逆転というムードまでチームを盛り立てた。
後半戦初戦、軍配はどちらに上がるか。
[ 文:柏原 敏 ]


