それでも、アウェイで自分たちのペースに持ち込んでの結果だけに、チームにショックはない。曺 貴裁監督も「琉球さんの最後の牙城を崩せなかったけど、そのプロセスに関して後悔はない」とし、「非常に前向きな勝点1」と評価する。攻撃重視型のスタイルながら、最近は状況によってしっかりとブロックを作って我慢する戦い方も身についており、直近6試合で計3失点と失点が少ないことも選手が自信を深めている点。この戦いが継続できれば、この先もJ1昇格争いを繰り広げられるはずだ。
対する山形は明治安田J2第9節・長崎戦後に石丸 清隆前監督の解任に踏み切って以降、成績が上向きに。ここ3戦は2勝1分と無敗を続けている。前節は勝点3こそ逃したものの、一度は甲府に逆転を許しながら、90+6分での栗山 直樹の劇的なゴールで追いついてのドロー。順位は14位とまだ下位にいるが、チームには上昇ムードが漂っている。
なお、両者の対戦は京都が現在3連勝中。特に昨季はピーター ウタカが日本で初のハットトリックとなる1試合4得点を記録するなど、計5ゴールの大暴れを見せている。ここ3試合音なしが続く京都のエースが、好相性のカードで復調を告げるゴールを決めるのか。その点にも注目しておきたい。
[ 文:川瀬 太補 ]

