前節・栃木戦においては、キックオフの18時に気温は28℃に達していた。樋口 靖洋監督は「相手が沖縄の暑さをどう捉えているか。そこもポイントになる」と話す。90分を通してパフォーマンスを維持するため、相手は普段と異なる戦術を敷いてくる可能性がある。琉球としてはピッチ上で相手の出方を見定め、ホームアドバンテージを生かして集中を切らさずボールを動かせるかが勝利へのカギとなるだろう。
一方で前節は開始3分と前半終了間際に失点しており、「集中力を持って試合に入れれば防げる部分だし、準備できていれば全然与える必要のない失点だった」と指揮官は語気を強める。おのずとゲームコントロールを難しくさせた原因となり、修正は必要である。
特に今節はセットプレーで強みを見せる山形が相手。今季12得点中5得点をセットプレーで稼いでいる。山形としてはここ2試合CKから失点する琉球の弱みを突き、先手必勝で試合を有利に進めたいところだろう。ピーター クラモフスキー監督の初陣となった前節・愛媛戦では、サイドが起点となり素早く裏へ抜ける林 誠道へのボール供給が鮮明で、自由に動く山田 康太がアクセントとなった。この2人の前線での動きは琉球にとって脅威となるだろう。
両者の過去の対戦成績は琉球の2分2敗。昨季は山形にダブルを喫したが、今節の舞台は今季無敗のホーム・タピック県総ひやごんスタジアム。「ホームでは勝たないといけない」と気を引き締める上里を中心に、琉球は目の前の一戦に全力を注ぐ。
[ 文:仲本 兼進 ]
