新潟は前節、アウェイで秋田と対戦。2-0で勝利し、3試合ぶりの白星を手にした。それまで5試合連続で相手に先制点を許してきた中、立ち上がりからボールをつなぎながら思い切りよく攻め込んだことで流れをつかんだ。
キーマンとなったのは、右サイドハーフで先発起用された三戸 舜介。タッチライン際で仕掛け、空いたスペースを藤原 奏哉や高木 善朗、高 宇洋が使って流動性のある攻撃を繰り出した。その三戸は43分に脳震盪で離脱したものの、交代投入された本間 至恩がそれまでの流れを汲んで点を決め、7試合ぶりの先制に成功。相手の反撃を受ける時間も耐え、89分に矢村 健が追加点を挙げた。また、前からの守備も機能し、6試合ぶりにクリーンシートも達成。
今節に向け、鈴木 孝司は「今まではボールを大事にし過ぎていたが、水戸戦も秋田戦のように、最初の笛が鳴ったときから積極的にいきたい。チャレンジしてミスしても、全員で攻守の切り替えを速くして、こぼれ球を取り返せるのがウチの強み。そこを継続したい」と言う。
対する水戸は、前節・山形戦を0-1で落とした。立ち上がりから勢いのある攻撃で相手ゴールに襲いかかり、互角に攻め合う展開の中で、後半に自陣でのミスから失点。その後は、12日にC大阪から育成型期限付き移籍で加入した藤尾 翔太もピッチに入れて反撃に出たものの、得点することはできなかった。
内容的には、前を向けばシュートに向かい、一歩も引かない水戸らしさを表現できていた。新潟にとって、その勢いは脅威となる。今節は平野 佑一が出場停止になるが、チャンスを得る選手の活躍も楽しみなところだ。
試合開始から、お互いのスタイルを前面に出し合う好勝負となりそうだ。
[ 文:野本 桂子 ]

