新潟は1位の京都、2位の磐田と勝点3差で3位につける。得点数はリーグ最多の『44』を誇るが、ライバルチームも着実に勝点を積み上げており、ここ7試合は3位から4位で足踏みをしている。ただ、得失点差はリーグ最多の+24で、今節で首位に返り咲く可能性もある。
アルベルト監督はリーグ前半戦の課題について、「チャンスを多く作れているが、決定力が足りない。決め切れずに引き分けの時間が続くと、ミスから悪い流れになることがある」と言及。これを解消すべく、中断期間に大分から髙澤 優也を獲得した。
FW陣の中では最も高さのある181cmのレフティー。髙澤自身、「クロスに合わせるプレーは自分のストロング。シュートを打てる距離なら打とうと思っています」と話している。ヘディングや左足のワンタッチゴール、ミドルレンジからの豪快な一撃など、得点の形にバリエーションを増やしてくれそうな存在だ。
対する大宮は21位。霜田 正浩監督が就任した明治安田J2第18節以降の6試合は1勝4分1敗と、負けないチームへと修正を図っている。直近2試合は長崎に1-1、琉球に2-2と引き分けているが、いずれも相手に先制されたあともアグレッシブな姿勢を貫き同点に持ち込むなど、メンタリティーを含めて上向きな状態だ。
大宮も中断期間にJ1チームから2名を補強。横浜FCからベテランGK南 雄太、徳島から河田 篤秀を獲得した。河田は2017年から2シーズンを新潟で、2019年からは徳島でプレーし、通算31得点とJ2での実績は豊富。昨季のJ2第20節でデンカビッグスワンスタジアムに凱旋すると、ヘディングで決勝点を決めている。背後への抜け出しやミドル、意表を突くボレーなど多くの形を持っているため、新潟としても注意が必要だ。
互いに新戦力を加えた一戦は、サポーターも興味津々。どのタイミングで起用されるか、チームにどんな変化を与えてくれるかに注目だ。
[ 文:野本 桂子 ]

