新潟は前々節終了時点で、J1昇格の望みが絶たれた。ただ、前節を終えて、J2に降格してからの4シーズンで過去最多の勝点63を積み上げることに成功した。
アルベルト監督はさらなる上積みを目指し、今季残された4試合に向けて「勝点12をすべて取るつもりで立ち向かおう」と、選手個々の成長を促しながら指揮を執る。
ここ5試合は、若手選手やこれまで出場機会に恵まれなかった選手を積極的に起用。JFA・Jリーグ特別指定選手のシマブク カズヨシ(新潟医療福祉大4年)、高卒ルーキーの小見 洋太、ケガから復帰した長谷川 巧や大本 祐槻ら、縦への推進力を持つ選手が攻撃に勢いを与えている。
また前節は、8月に大分から加入した髙澤 優也が初得点をマーク。「自信になった。ここから1試合1点は取りたい」と、さらなるゴールを目指して臨む。“利き足は頭”とアピールする髙澤は、ヘディングシュートで6試合ぶりの勝利に導くつもりだ。
一方の愛媛は、J2残留争いの正念場。残留ラインの18位・金沢とは勝点3差だが、得失点差が-8あるため、1勝だけでは足りない。
前節は町田の猛攻を耐えて0-0で勝点1を獲得し、連敗を『2』で止めた。GK岡本 昌弘を中心に粘り強い守りが光ったが、残留するためには勝利が必須。前節終了後、田中 裕人が話したように「どんなに泥臭いプレーをしてでも勝たなければならない」状況だ。
ボールを前に進めれば、得点の4割を占めるセットプレーからのチャンスも増えるだろう。アウェイで5試合ぶりの勝利を収め、残留争い脱出の足がかりにしたい。
[ 文:野本 桂子 ]

