アウェイの大分はここまで1勝3分2敗の勝点6。出だしでつまずいたものの、JリーグYBCルヴァンカップと並行して戦う中で戦い方のベースを構築しつつある。伝統的に多くの人数が関与したボール保持で、相手を押し込むスタイルを標ぼう。今季から就任した下平 隆宏監督の下で発展を図る。
大分は前節・琉球戦で待望の今季初勝利を挙げた。この試合では大量4得点と、攻撃力が開花。小林 成豪の豪快なゴールを号砲として、クロスから伊佐 耕平のフィニッシュ。投入直後の長沢 駿はセットプレーからゴール。そして、相手ゴール近くでの連係から厚い攻撃を仕掛けると、渡邉 新太がトドメのゴール。攻撃の形も多彩だ。26日に行われたルヴァンカップAグループ第3節・C大阪戦で途中出場した新戦力、エドゥアルド ネットやサムエルにも期待がかかる。
迎え撃つホームの仙台は、ここまで3勝2分1敗の勝点11。開幕から5試合無敗と好調な出だしだったが、上位対決となった前節・町田戦で今季初黒星。今節は仕切り直しの一戦となる。新型コロナウイルス感染症の影響で欠場したチーム関係者がいる厳しい状況だが、前節に続いてホームで戦える今節、再び勝利をつかもうとしている。
開幕当初はGK杉本 大地や、平岡 康裕と若狭 大志の両CBを中心とした守備の粘りが目を引いた仙台。徐々に攻撃面でも連係が整備され、遠藤 康のキープやパス、氣田 亮真のドリブル、中山 仁斗の多彩なフィニッシュといった個人能力も効果を増してきた。町田戦は敗戦に終わったものの、鎌田 大夢が後半に仙台加入後初出場を果たし、ドリブルやスルーパスで見せ場を作った。彼のように、苦しい事態の下でチャンスを得た選手たちがチームを救う活躍ができるかに注目したい。
ともにアクションを重んじるチーム同士。攻撃力を存分に発揮できるのは、仙台か、大分か。
[ 文:板垣 晴朗 ]


