前節、アウェイで大分と戦った琉球。清武 功暉が直接FKを決めたものの波に乗れず、終わってみれば1-4の完敗を喫した。開幕からの6戦で先制点を奪われたのは4試合あり、なおかつ開幕節の町田戦(0△0)を除けば、得点は奪うことができても複数失点で勝点を失うケースが続いている。ビハインドをひっくり返す抜きん出た攻撃力を披露できていないだけに、試合を有利に運ぶためにも先制点を奪う意味合いは大きい。相手の重圧に屈せず、ディフェンスラインを高く保ちながら、敵陣でボールを保持する時間帯を長く作り出したいところだ。
対して、前節はアウェイでの山形戦に臨んだ東京Vは、1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムに谷口 栄斗がネットを揺らして3-3とし、執念の勝点1をもぎ取っている。U-21日本代表に招集されている山本 理仁と馬場 晴也を欠く中でも、一丸となって戦えている姿勢が強みとなっている東京Vは、中3日で迎える連続アウェイ戦でも1枚岩となって果敢に向かってくるだろう。
琉球には富所 悠をはじめ、阿部 拓馬、李 栄直、福村 貴幸と東京Vでプレーした選手が数多く在籍している。その中でもここまで全試合先発中で、昨季まで東京Vでプレーしていた福村は「知っているメンバーも多いし、やっているサッカーもよく知っている。良いところを消していきたい」と初の古巣戦を前に意気込む。
今季ホーム初勝利を目指す琉球と、無敗を維持して上位戦線に食らいつきたい東京V。意地と意地とのぶつかり合いが平日夜のタピック県総ひやごんスタジアムで繰り広げられる。
[ 文:仲本 兼進 ]
