前節は敵地で横浜FCと対戦した琉球だが、連係ミスから開始5分で先制点を奪われると、その後も立て直せずに失点を重ね、前半の20分間で3失点を喫した。しかし、ゴールを奪い返さなければいけないという気持ちが良い方向へ吹っ切れた。26分に金井 貢史が1点を返したあたりから受け身にならず、球際に激しく向かう姿勢や、味方同士の距離感を縮めて細かいパスワークから相手のプレスをはがす場面もあり、追求するサッカースタイルを演じることができた。これを試合開始からできるか。攻守ともにアグレッシブな姿勢を演じ切り、反撃ののろしを上げたい。
何より今月の残り5試合中4試合がホームで行われる。「選手みんな、今まで1試合もホームで勝てていないので、サポーターに申し訳ない気持ちでいっぱい」と話すのは富所 悠。琉球サポーターが数多く集まるタピック県総ひやごんスタジアムで勝ちたい気持ちを前面に押し出せるか。
岡山は先週、アウェイで山形と対戦。1-0で勝利を収めたものの、明らかな競技規則の適用ミスが発覚し、後日再試合となることが決定した。一度は手にした勝利を覆され、気持ちを整理することは簡単ではない。しかし今回の決定を真摯に受け止め、チームは目の前の試合に集中しなければならない。この経験を糧にして、琉球戦で明治安田J2第3節・栃木戦以来の勝利を手にしたいところだ。
昨季の対戦成績は、岡山の1勝1分。琉球が勝利したのは2020シーズンまでさかのぼるが、このときの琉球は開幕から8戦勝利なしという状況で、初勝利を飾ったのがJ2第9節の岡山戦だった。再び第9節となるタイミングで迎える一戦。琉球にとってターニングポイントとなるのか、果たして。
[ 文:仲本 兼進 ]
