新潟は4月の6試合を4勝2分の負けなし。そのうち3試合は先制を許した中でも追いつき、二度の逆転勝利と一度の引き分けに持ち込んだ。
前節・琉球戦は中2日でのアウェイ戦で、悪天候による移動の遅延や試合会場の設備トラブルで開始が遅れるといった不運もあった。ただ、それを言い訳にすることなくタフに戦い抜き、先制されながらも追いついて勝点1をもぎ取った。松橋 力蔵監督も「コンディションも含めて難しかったところはあったので、そういう意味では十分評価していい結果」と前向きに捉えて今節に臨む。
金沢は直近6試合で2勝2分2敗と五分。ただ、毎試合得点が生まれており、柳下 正明監督が貫くアグレッシブなサッカーを展開できる時間帯は点を取れる強さがある。勝点17には5チームが並ぶ混戦模様で、今節勝利すると5位まで浮上できる可能性がある。
昨季のリーグ戦対戦成績は1勝1敗で、いずれも1-0であった。金沢のホームで行われた 明治安田J2第32節は、先制を許したあとにゴール前を固められて、獲得したPKも分析どおりに止められ、新潟にとっては悔しい敗戦だった。今季は守備の堅いチームにも点を取れるようになってきただけに、その真価を示すには絶好の相手と言えるだろう。
舞行龍ジェームズは、今節出場すればJ通算200試合達成となる。マッチアップが予想される豊田 陽平との対決は見ものだ。また、長谷川 巧と渡邊 泰基は、期限付き移籍先だったチームとの古巣対決。「ヤンツーさん(柳下監督)には守備の原理原則を叩き込まれた」(長谷川)、「試合にたくさん使ってもらって、対人には自信がついた」(渡邊)という2人のプレーにも注目したい。
新潟は負けなしを継続し、ホーム6連勝なるか。今季の4勝をすべてアウェイで挙げている金沢は、その強さをデンカビッグスワンスタジアムでも発揮できるか。
[ 文:野本 桂子 ]

