昨季の対戦成績は、新潟が2勝。ホーム戦で過去一度も勝てなかった東京Vを7-0で下して歴史を塗り替えると、アウェイでも3-1で白星を手にしている。
今季の3分の1を終えて、新潟は2位。4月を4勝2分で駆け抜けると、5月の初戦となった前節・金沢戦も1-0で勝利し、これで7戦負けなしだ。
前節、終盤は相手に押し込まれて苦しい展開となったが、伊藤 涼太郎の先制点を守り切って、17,000人を超えるサポーターと喜びを分かち合うことに成功した。得点場面は、今季二度目となる中央突破の形。敵陣で前を向いて仕掛けられる伊藤の持ち味が発揮された形で、松橋 力蔵監督が求めるコレクティブな崩しから生まれた。
チームが練習から取り組んでいるワンタッチプレーには磨きがかかり、ゴールを目指す意識とともにパスサッカーの迫力も増している。その中心にいるのは、元東京Vの高木 善朗。新潟で5年目を迎える今季もゴール前で卓越したスキルを発揮し、現在3得点3アシスト。Jリーグ通算300試合出場も達成し、その経験を新潟の勝利のために注いでいる。昨季のホーム・東京V戦ではハットトリックを決めており、今節も決定的な仕事に期待がかかる。
東京Vは前節・仙台戦で6試合ぶりの勝利を挙げ、6位に浮上。新型コロナウイルス感染症の陽性者となり療養していた堀 孝史監督の復帰戦でもあった。
組織でも個でも高い攻撃力を持つ東京Vだが、今季は前線からの守備強度も上がっている。そのため今節は、ボールを欲するチーム同士のアグレッシブでスリリングな攻防が予想される。
注目は新潟の谷口 海斗、東京Vの佐藤 凌我。両エースはどちらも今季6得点を挙げており、得点ランク3位タイ。谷口は5試合ぶりのゴール、佐藤 凌我は2試合連続ゴールで、チームを勢いに乗せたい。
新潟はホームで6連勝中。今季無敗のデンカビッグスワンスタジアムで、さらに勝点を積み上げ続けられるか。東京Vは昨季の雪辱を果たし、新潟との勝点4差を縮めて浮上したい一戦だ。
またこの日は男子の試合後、18時30分から同会場で2021-22 Yogibo WEリーグ第20節、アルビレックス新潟レディースvs日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦が開催される。Jリーグのシーズンパス、チケットでそのまま観戦できるので、サッカー三昧な休日を過ごしてみては。
[ 文:野本 桂子 ]

