栃木は前節、アウェイで山形と対戦。2分に黒﨑 隼人が先制ゴールを奪ったあとは守りの時間が長くなったが、相手に決定機を与えない堅守を構築しながら時計の針を進めると、81分に西谷 優希が追加点を奪って勝ち切った。これが6試合ぶりの勝利となった。
今季は先制後に2点目を奪って勝ち切ることを標ぼうしつつ、なかなか実現できずにいたが、山形戦でようやく掲げる理想を現実のものにした。前半戦は得点力不足にあえいでいたが、6月中旬に湘南から育成型期限付き移籍で加入した根本 凌が前線に入ったことにより、直近の試合ではコンスタントに得点が奪えるようになっている。栃木は直近4試合負けなしで、順位は17位まで浮上。右肩上がりのチーム状態のいま、今節は明治安田J2第2節で対峙した際に0-3で敗れている東京Vに対して、リベンジの期待がかかる。時崎 悠監督は「J1参入プレーオフ(圏内)との勝点差は9。自分たちはどこを目指すのか?」と選手たちにさらなる奮起を促す。中位、そして上位へと昇るためには、ホームで臨む今節の連勝はマストだ。
一方の東京Vは前節、ホームに最下位の琉球を迎えると、2分に先制ゴールを許しながらも、その後はゲームを支配し、佐藤 凌我と新井 瑞希がゴールを決めて見事に逆転勝ちを飾った。前々節の千葉戦と同じように開始早々に失点している点は課題だが、城福 浩監督はその後の戦いについて「決してじれることなく、最終ラインは高く、SBの位置も高く、攻撃的なサッカーを失点せずに貫けたことは良かった」と評価した。城福監督が率いるようになってからの3戦は2勝1敗とまずまずのスタートを切っており、今節は城福監督体制で初の連勝を飾り、波に乗りたいところだ。
今節はホームの栃木が中3日、アウェイの東京Vが中2日で迎える一戦となり、コンディション面の差がどの程度プレーに影響するかにも注目したい。
[ 文:鈴木 康浩 ]

