山形は負けと引き分けを交互に繰り返し、6試合勝利なし。一時4位まで上げた順位は12位まで下がり、自動昇格は険しさを一気に増している。アウェイで長崎と対戦した前節は、ハイプレスからのショートカウンターで開始10分に先制する理想の立ち上がり。しかし、前半のうちに追いつかれ、後半もオープンな展開をともに生かし切れず、ドローに終わった。GK後藤 雅明の再三のビッグセーブで勝点を持ち帰ることができたが、まずはシュートを打たせないための切り替えの早さや球際の厳しさを実現できるか。
好材料を挙げるなら、前節は山田 康太、藤田 息吹が先発に復帰し、少しずつではあるが戦力不足が解消されつつあること。さらに、やはり負傷者続出のセンターFWで、加入したばかりの藤原 悠汰が早くも軸として機能していること。ホームでは2試合ゴールがないだけに、それを取り戻せるだけの得点が欲しいところだ。
熊本は明治安田J2第19節から4試合ドローが続いたが、天皇杯3回戦で敗退したあとの3試合は負け、勝ち、引き分け。いずれの試合も主導権を握って進める時間が多く、きっ抗した展開を続けている。前節・徳島戦で髙橋 利樹が2試合ぶりのゴールを決め、今季8得点。トップ下の伊東 俊は前々節・岡山戦のゴールで早くもキャリアハイに並ぶ5得点に達している。攻撃陣が躍動し、得意のアウェイで勝利を狙う。
第2節の前回対戦はアウェイの山形が3-0で勝利した。互いにボールを保持しながら流動的に攻撃を仕掛けるスタイル。ちょっとしたスキは失点に直結する。3連戦最後の試合に勝利するには、ハードワークが必須条件となる。
[ 文:佐藤 円 ]
