このカードは今季三度目の対戦となる。リーグ前半戦は2-1で新潟が勝利。敵地で先制を許したものの、古巣対決となった谷口 海斗がロングシュートを決めて追いつくと、後半アディショナルタイムに鈴木 孝司が逆転弾を決めた。
デンカビッグスワンスタジアムで行われた天皇杯2回戦は、4-1で熊本が勝利。新潟は自陣でのミスが続き、今季公式戦ワーストの4失点を喫した。「ボールを持っていれば、ミスをするのは自分たち」(松橋 力蔵監督)と、より攻撃の質の向上を誓うターニングポイントとなった。
新潟は前節、栃木に2-0で勝利。それまで3試合連続で相手に先制され、勝ち切れない試合が続いていたが、鈴木 孝司が今季8得点目を挙げて先制し、藤原 奏哉がDFながら3試合連続のゴールで突き放した。先制点の起点となったのはトーマス デン。新潟加入後初先発し、早速オーストラリア代表経験者のクオリティーで勝利に貢献した。
熊本は前節、甲府と2-2で引き分け。先制されたものの、河原 創を起点に2点を返して逆転したが、終盤、中央を破られて同点とされた。チーム得点王の髙橋 利樹が3試合ぶりに得点したことはプラス材料だ。また杉山 直宏は、味方と二度のワンツーで右サイドから切り込んで決めた明治安田J2第28節・金沢戦でのゴールが、7月度の『2022明治安田生命JリーグKONAMI月間ベストゴール』に選ばれ、注目を集める。
杉山と対峙することが予想される新潟の堀米 悠斗は「良い選手ですよね。自分1人で解決しようとせずに、中の選手と連係しながら守りたい」と警戒し、チームとしても攻守に熊本対策を共有しながら、今節に備えている。特に熊本のハイプレスをどう回避して前進するかは、天皇杯のリベンジという意味でも見どころだ。
いずれも昇格に向けて勝点3を譲れないチーム同士の、多彩な攻撃のぶつかり合いに注目だ。
[ 文:野本 桂子 ]

