J1参入プレーオフ出場圏内を目指す徳島は先々週と先週、2週にわたってコロナ禍の大トラブルに見舞われて、トップチーム関係者12名が戦列離脱を余儀なくされた。だがチーム一丸となり、このミッドウィークには延期となっていたアウェイの明治安田J2第27節・東京V戦で8試合ぶりの勝利。反撃の狼煙を上げた。6位・熊本までは勝点7差。連勝を積み重ねればドラマは起き得る。徳島はアウェイ連戦を終えたあとに中2日で今節・山口戦に臨む。準備やコンディションで山口を上回る要素は何もない。だが、それでも勝利をつかみ取らなければならない。それが昇格を目標に掲げるクラブの宿命だ。
徳島の状況を加味すれば、アウェイ戦ながら山口は圧倒的優位。約1週間の準備期間があり、コンディションも万全で、前節・水戸戦で8試合ぶりの勝利を挙げ、息を吹き返したメンタル状態だ。ここで連勝を挙げられれば、残留争いから抜け出す機運を高められる。注目は新戦力。特にボランチ起用は注目だ。新加入の前 貴之が前節の退場により出場停止となり、数日前に清水からの育成型期限付き移籍が発表されたばかりの成岡 輝瑠にも出場機会は巡ってくるだろうか。そして7月に完全移籍で山口へ復帰した高井 和馬はチームを活性化させられるか。復帰後初得点はすでに決めたが、終盤戦でのさらなる活躍が期待される。
2連勝を目指す両者。激闘必至、その結末はいかに。
[ 文:柏原 敏 ]


